25(Nside) ページ25
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「はぁ…」
今日何度目かのため息をつく。
なんであんな態度とっちゃったんだろ…
千賀はきっと…俺に謝ろうとしてたよな…
あんなに落ち込んだ千賀を見たのも久しぶりで…
一気に罪悪感が押し寄せた。
けど、俺も間違った事言ったつもりもなくて。
一瞬の間に色んな感情が胸をすり抜けた。
ミツが千賀を心配そうに見つめてて…
皆が俺を責めてる気がして…居た堪れなくなった。
「はぁ…」
誰も俺の事責めてなんてないのに。
俺の心が荒んでるからだ…
前なら、こんな時ミツに話聞いてもらって、慰めてもらって…
でも、もうミツは…前のミツじゃない。
「ミツぅ!」
悲しくなって思わず叫んでた。
「はいよ。」
「うわぁ!」
「何だよ。…お前呼んだだろ?」
「呼んだけど…。離れてても来るんだね…。」
「何?お前それ試す為に俺を呼んだの?」
「いや……暇だったから、遊んで貰おうと思って。」
ミツが恋しくて思わず叫んだなんて言えなくて…つい誤魔化した。
でも、そんな俺にも、
「あははっ!お前らしいな〜。いいよ、俺も暇だし遊んでやる。」
ミツは前みたいに笑ってくれて…
その笑顔も何もかもが、全然変わらなくて…
どうしてミツは死んじゃったんだろうって…
考えても仕方のない事ばかり、考えてしまう…。
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作者名:MISA | 作成日時:2014年7月7日 16時