魔法少年☆大戦 -3- 。゜+ Jr. +゜。

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数日後…





宮近父『それでは、来月の地区大会のメンバーを発表する』

如恵留『うわー…』

仲田『頼むっ…』

宮近父『団体戦から発表する。先鋒、川島』

如恵留『はい！！』

宮近父『次縫、吉澤』

閑也『っ…！はい！』

宮近父『中堅、七五三掛』

七五三掛『はいっ！』

宮近父『副将、仲田』

仲田『はい！』

宮近父『大将、森田』

美勇人『はい！………って、えぇ！？』

如恵留『美勇人が大将！？』

七五三掛『宮近が……外れた…？』

宮近『…』

宮近父『海斗…。お前は個人戦に出てもらう』

宮近『はい…』

宮近父『個人戦のメンバーは、川島、森田、宮近の3人だ。選出されたメンバーは来月に向けて精進するように』







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宮近父『海斗…お前を今回、なぜ団体戦のメンバーに入れなかったか…分かってるか？』

宮近『別にいいよ…。俺は個人で勝負するつもりだし』

宮近父『それが原因だと言ってるのだ』

宮近『え…？』

宮近父『我が宮近家が何のために薙刀をやってると思っているんだ』

宮近『魔法少年だろ？もう13歳だし…そろそろ…』

宮近父『ダメだ。それでは海斗は魔法少年にはなれない』

宮近『何でだよ！！小学校で大会連覇したし…もう…』

宮近父『魔法少年は…ただ強ければいいものではない』

宮近『…』

宮近父『1人で戦うのも良いが…それでは限界が来る。本来であれば団体戦で戦い、仲間と一緒に勝利を手にする達成感を体験してもらうつもりだったが…。今の海斗には無理だ』

宮近『っ…』

宮近父『少しは反省しなさい。お前は…この家の次期当主なんだからな』








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アン「あの子は…1人で強くなりすぎてしまったの。だから…団体戦から外れてしまったのよ」

岸「…」

顕嵐「宮近…」

岩橋「確かに…1人じゃ限界が来てしまう…。だからこそ…仲間が必要になる…」

ジェシー「宮近は…それを分かってなかったんだな…」

アン「えぇ…。あの子の強さは…他の門下生よりもはるかに上だった。『自分1人でも戦える』と感じてもおかしくない年齢だったのよ…」

岸「なるほどな…」

アン「それからも海斗は強くなっていったわ…。中学の大会もすべて優勝。本当に…負け無しの少年になってしまったの」

北斗「天才少年だな…」

アン「そして…中学の最後の大会が終わったあと、海斗を魔法少年にすることになったんだけど…」








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