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「んふふ〜♪」
手を洗って、トイレを出ようとノリノリでドアを開けた。
「うわ…っ！すみませ…って、なんだ宮田かよ。」
誰かにドスンッとぶつかってしまい謝ると、そこにいたのは宮田だった。
危ねぇなぁっていつもだったら一発軽く殴るくらいはするんだけど、
今はすこぶる気分がいい。
だからそんなの気にもならない。
気をつけろよー、とだけ言って去ろうとしたら強く腕を引かれた。
「わっ、…なんだよ…？」
「キタミツ、来て。」
「は？どこに？」
「いいから！黙ってついてきて！」
宮田のくせに指図するなんて生意気だ、なんて思えなかった。
その眼差しが、俺を大事に思ってしてる行動だと物語っていたから
そのまま黙って連れていかれたのは先程俺がいた個室
…とくんっ
と心臓が嫌な音を立てた
中から微かに聞こえる2人の声
聞いたらいけない気がした
これを聞いたら何かが変わるそんな予感がして思わず目を逸らし踵を返した
でもそれは宮田によって阻まれた
「キタミツ。」
「…っ…わかったよ…」
逃げることはできない
そう覚悟してそっと耳を個室の襖に近付ける
先程よりも少しはっきり聞こえた声
それは一瞬で大切な話をしていると声のトーンで分かった
それでも何の内容を話してるかまでは分からなくて更に耳を澄ました途端
聞こえてきた声
「…北山。」
いきなり呼ばれてビクリと体は大きく震えるのに
それでも胸は好きな人に呼ばれた喜びで大きな音を立てる
「…北山は、俺にとって特別な存在だよ」
聞いちゃだめ
本能がそう言ってる
聞いたから何もかもが変わってしまう
もう聞く前には戻れない
1度聞いたら聞かなかったことにはできない…
これを聞くのは俺にとってプラスなのかマイナスなのか分からないし
考える余裕もない
今すぐここから逃げ出してしまいたいのに
体が固まって動かない
これ以上期待させないで
藤ヶ谷も俺と同じ想いなのかもって思ってしまう
藤ヶ谷は俺の事何とも思ってない
そう自分で言い聞かせたくせに、辛くなってこの場から逃げ出したい衝動に駆られる
そうやって逃げてばっかじゃ駄目なのに
そっ、と優しく宮田が肩を支えてくれる
すうっと小さく息を吸い
俺は今から二人が話す内容を全て受け入れる覚悟をした
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美結(プロフ) - kkeeさん» 最後まで読んで頂き本当にありがとうございます( ; _ ; )とてもとても嬉しいです！ はい、そっと帰りました(笑) 宮玉ちゃんの事も気にかけて沢山想像して下さりありがとうございます(；▽；)こちらこそありがとうございました！ (2017年9月21日 22時) (
レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
kkee(プロフ) - 完結おめでとうございます。ようやく気持ちが繋がり幸せを手に入れたんですね〜よかったです。最後、玉ちゃんみやっちはそっと帰ったんでしょうね。イチャイチャしてる二人にきっと幸せをもらいながら。素敵なお話しありがとうございました (2017年9月19日 19時) (レス) id: 0990e7aceb (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - 牡丹さん» 牡丹さん！！まさか私のお話を読んでいただけてたなんて思ってなかったのですっごく嬉しいです(> <)コメントありがとうございました、これからも牡丹さんの作品読ませていただきますね！これからもよろしくお願いします(*^_^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - こんばんは、私の方にコメントありがとうございました！実は美結さんの作品、私もこっそり堪能させていただいてました！！すれ違うふたりに……強がるみったんに……胸が痛いです(T ^ T)玉ちゃんの思いやりが功を奏しますように(；▽；) (2017年9月5日 20時) (レス) id: 20b0c3f6a4 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - まほままさん» まほままさん！ごめんなさい！前のコメント通知来てなくて返信出来なかったです(>_<;) 宮玉ついに付き合い始めましたね！藤北もこれからどのように発展してくのか楽しみにしていて下さい(*^_^*) コメントありがとうございます。 (2017年8月27日 7時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
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