猗窩座戦(4) ページ35
猗窩座side
俺はAと同じで最初からかな様が苦手だった。初めて会った時から命令を大量に押し付けて自分勝手でほんとうに最悪なお方だった。
かな様が鬼殺隊員に潜り込んでる間はこの無限城に1人でいることができた。
その1人の時間がどれだけ良かったことか。
だけど最近になってかな様は戻ってきた。本当はもっと鬼殺隊員の方に行ってて欲しかったんだが・・・。
猗「A」
俺はAの名を呼び顔をあげさせた。
『な・・・に?』
猗「お前だけに話したい事がある。少しいいか?」
『・・・』
Aはやっぱり俺が鬼だからなのかすぐには返事をしてくれなかった。
だがAの代わりに義勇達が口を開いた。
冨「それは出来ない。Aは渡せない」
煉「Aを連れてくならお前の首を斬る!」
この2人は承知してくれないが炭治郎は黙っている。何故だ。
炭「(・・・猗窩座から嘘ついてる匂いはしないからほんとにAさんだけに伝えたい事があるんだ)」
猗「A、いいか?」
俺は改めてAに聞く。
すると今度はしっかりと応えてくれた。
『うんっ、いいよ』ニコッ
猗「!そうか・・・なら行くぞ」
『うん』
そう言って俺はAを連れて人目のつかない場所へと向かった。
が、義勇ともう1人の男に阻まかれた。
冨「待て。Aを連れてくな」
煉「そうだ!Aを返せ!」
そう言って刀を構え始める2人。よっぽど俺が信用出来ないんだな。
まぁ当たり前だろうけど。
猗「悪いことはしない。約束する」
冨「約束しなくていい。Aは連れていかせない」
煉「今すぐ返さんのならお前の首を斬る!」
その台詞さっきも聞いたぞ。
それにしてもだ。炭治郎は何故喋らない。なにか企んでいるのか?
そう思った時炭治郎から思わぬ言葉が。
炭「冨岡さん、煉獄さん、猗窩座にAを渡しましょう」
猗・冨・煉「!?」
炭治郎・・・?
疑問に思っている俺たちを無視して続ける炭治郎。
炭「猗窩座から全く嘘ついてる匂いがしないんです。多分猗窩座はほんとに普通にAと話したいだけなんだとおもいます」
冨「・・・・・・」
煉「むぅ・・・!」
猗「炭治郎」
炭「猗窩座、猗窩座から嘘の匂いが全くしないがもしAさんを傷つけたら俺達はお前を絶対許さない」
そんな事は承知の上だ。
猗「ああ」
『皆、私は大丈夫だから安心してね』ニコッ
私は最後に3人に笑顔をむけて猗窩座の後を追った。
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ノヴァ - サ…サイステ先輩ダトオ! (2020年12月28日 14時) (レス) id: 86a464f090 (このIDを非表示/違反報告)
オラフ(プロフ) - ピカさん» サイコロステーキ先輩出してみた!累くんのとこではまぁ・・・生き残ったって事で(´˘`*)← (2020年4月22日 23時) (レス) id: 3fabf452d2 (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - 21ページにサイコロステーキ先輩がいるんだけど(゜ロ゜) (2020年4月22日 22時) (レス) id: 96a9a77822 (このIDを非表示/違反報告)
オラフ(プロフ) - 海豚さん» 続編でたよー!それはやだ…!!夏休みは欲しいよぉ(TT) (2020年4月19日 10時) (レス) id: 3fabf452d2 (このIDを非表示/違反報告)
海豚 - オラフさん» 続編みるよ!学校から毎日メールが送られてきて、今日は教科書のここをとけ、ここの感想かけってくるんだよね……めんどいw私のお父さんがこの間「夏休み無くなるんじゃない?」って言ってた。 (2020年4月19日 10時) (レス) id: 461f97c6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オラフ | 作成日時:2020年3月29日 0時