【文スト】salvation of a saint Ⅱ (ページ5)

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深淵の赤毛のアンページ5

「あたしの名前はモンゴメリここはあたしの異能力で創った空間なのでも安心なさってそのドアから誰でも出られるわお仲間を取り返したくなければですけれど」

不気味な笑みを浮かべるモンゴメリ

「如何する心算だ」

「簡単よこの部屋のアンと遊んで頂きたいの」

ーアンいらっしゃいー

モンゴメリの声で天井から巨大で不気味な人形が現れた

ルーシー・モード・モンゴメリ能力名『深淵の赤毛のアン』

「アンは遊ぶのが大好きなのすこし甘えん坊だけれど可愛いのよ」

悲鳴をあげ出て行く通行人達

「あっただしそのドアから部屋の中のことは忘れちゃうわよ？よろしくて？」

部屋の中に残ったのは

「残ったのは四人だけ？」

敦谷崎 A 先程谷崎がぶつかった男性そしてモンゴメリだけであった

敦はソッと男性に話しかける

「此処は危険です逃げた方が佳い」

「女の子を捜して居るんだ」

男性は一枚の写真を取り出した

「天使のように可愛い子なのだよ何処かで見なかったかな」

「いえ……残念乍ら」

「…あれ？」

Aは写真の少女に見覚えがあるような気がした

「知っているのかい？」

「いいえ…すみません」

「エリスちゃんと云う名でねもう目に入れても痛くない位愛らしいのだよ！あ真実に入れたら少し痛かったがね兎に角この娘と逸れて私はもう気が気で無くって……」

男性は蹌踉めきながら云った

「あの扉の向こうに居るかも知れない若しそうなら今逃げたら私は一生後悔するだから私も残るよ」

男性の決意した顔に敦とAは頷くしかなかった

「ルールは簡単よ！可愛いアンと追いかけっこをしてタッチされたら皆さんの負け捕まる前にその鍵でドアを開ければ皆さんの勝ちよ人質をみんなお返しするわ」

敦と谷崎の間に一つの鍵が現れた

「それで参加されるのは誰？」

「二人同時でも良いのか？」

「勿論よろしくってよお遊戯はみんなの方が楽しいもの」

「私も参加します」

「Aちゃんは残ってその男性を守って」

「でも」

「僕達なら大丈夫」

「判った…」

モンゴメリは表情を明るくした

「(谷崎さんの『細雪』敦君の速さがあれば勝てる筈…でも胸騒ぎがする)」

「一応お断りしておきますけど部屋の中では暴力は禁止よこの部屋の中にあるものは傷つけたり壊したりできないようになってますから準備はよろしくて？」

「ああ」

谷崎が鍵を取る

「ひとりめ捕まえた☆」

谷崎はアンに捕らえられた

「「(疾過ぎる！)」」