【文スト】salvation of a saint Ⅱ (ページ13)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:37,306 hit

三社鼎立ページ13

「う……」

敦が目を覚ますと医務室に居た

「！？」

敦は何故か身体を固定されていたするとブオオオという謎の音が響く

そこにはチェーンソーを持った与謝野が居た

「さァ治療の時間だよ！」

「ひ……」

ひぎゃあああああ

敦の声がヨコハマの街に響いた

探偵社の机には敦国木田が屍となっていた

「いやあああああ許して下さい！！それ！可笑しいです！それ！鉈！鉈！！ああああああ」

「…Aちゃん？」

敦は悲鳴を上げるAに心底同情した

数分後医務室から与謝野そして新たな屍もといAが出て来た

「全く不甲斐無いねェ妾の能力が無きゃ今頃揃って土の下だよ」

「工合は如何だ」

奥から出て来た福沢が声を掛け国木田が起き上がる

「社長申し訳ありません俺が居ながら」

「佳い少し出る」

「でも今外出は……」

福沢は扉を閉め何処かへ出て行った

「ありゃ相当鶏冠にきてるね」

「「？」」

敦とAの頭に？が浮かんだ

ポートマフィア首領室

机には沢山の洋菓子が並べられているそれを一人で食べるエリス

「ねえエリスちゃん食べ過ぎは体に宜しくないよ」

そわそわと森が声をかける

「なんで？甘いは正義」

「そうだけどでも……」

「前リンタロウが購って来た襞付きのドレス」

エリスの言葉に素早く動く森

「着てあげてもいい」

「お代わりいる？」

新たなケェキを差し出す

「首領」

中原が森に声をかける

「生存兵に依ると組合襲撃後我々より僅かに早く現場に着いた探偵社が配下の異能者及び紅葉の姐さんを連れ帰ったとの事です恐らく『捕虜』として」

Aの失踪と同時に鏡花の携帯に着信が入った原因はポートマフィア幹部尾崎紅葉能力名『金色夜叉』であった
ポートマフィア幹部である尾崎を連れ帰れたのは組合の異能力者ジョン・スタインベック能力名『怒りの葡萄』ハワード・フィリップス・ラヴクラフト能力名『旧支配者』そして組合の職人らに敦国木田賢治ポートマフィアが襲撃をされたからであった

「姑息な連中だねえ」

「如何しましょう我々と雖も五大幹部の一翼を人質に取られては迂闊に手が」

「よし！探偵社の社長を殺そう」

「！」

「暗殺が善いな外部の殺し屋を使えば労力も掛からず私達は対組合に傾注出来る」

「手配します」

探偵社

尾崎が目を覚ますとそこには太宰敦が居た

「やあ姐さんご無沙汰」

「……この程度の縛めで私を紮られると思うたか」

「真逆だから私が見張りに」