闇のち光 1 ページ15
軽く夕食を食べてから身支度をし、バスコにLIMEした。
うちまで迎えに来てくれる事になり、私はストレッチを開始した。
15分後
バスコ 「おう A、待たせな。」
A 「こんばんはバスコ。 大丈夫だよ、ウォーミングアップしてた。」
「そうか。 じゃあすぐ行けるな、今日はどんなコースだ?」
他愛ない話をしながら何キロか走り、飲み物を忘れたのでコンビニに寄った。
バスコは駐車場で待ってくれていた。
飲み物をどれにするか迷っていた時。
?「あれー?Aじゃね?」
A 「っっ……!!(この声っ)」
「あー、やっぱりAじゃん! 元気してた?」
にやにや笑いながら顔を覗き込む男。
私は無視して店を出ようと歩き出した。
「あ!ちょっとねぇ、忘れたのー?愛しの元彼をー」
後ろから間延びした大きめな声が聞こえる。
「誰がっ!!」
「ふふっ、やっぱ覚えてんじゃん♪」
「!!(いらっ)」
私は今度こそと自動ドアを通った。
バスコ 「お、A 無事に買えた…」
スタスタと歩くA 。
俺の方を全く見ずに通り抜けようとしていた。
追い抜き際、
A 「ほんとごめん、急用で…帰るね。」
バスコ 「…!?」
急用が出来たのか? だが俺は見た。
Aの体が震えていて泣きそうな顔を。
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作者名:まんちかん | 作成日時:2021年2月3日 17時