【テニプリ】青学の王子様［手塚国光］

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昼休み、廊下を歩いていると…

「よう、Aちゃん！今日も可愛いねっ」

「あら桐山君、ありがと」

「やあAちゃん、相変わらず綺麗だな」

「三島君もありがと！」


すれ違う男子がAに話し掛けている

「よ、このモテ女っ♪」

「もうまた…香菜ってば」

からかうこの女子は香菜という、違うクラスの子
大石と同じクラスだ。1年の時
Aと同じクラスだった


「マドンナじゃんAは！」

「そんなことないわよ」

「Aちゃん可愛い！俺のクラスに遊びに来てよっ」

「えーだって遠いもん、中島君のクラス」

この男子は3年11組とかなり遠いクラス




「Aちゃん、やっぱりモテるね手塚」

「…そうだな」

不二と手塚も廊下に居た
Aの様子を不二が観察していて、
男子から声をかけられているAを見て
手塚に言った

「知ってる？今年から青学美少女人気投票を
やるらしいよ」

「ん？なんだそれは」

「うちの学校って結構な美少女がいるからってことで
人気投票するんだって。学園祭実行委員が考えたらしい」

「そうか…生徒会は許可していないが」

「いいんじゃない？これくらい。楽しみだなぁ…
もちろん僕はAちゃんに入れるけど、手塚は？」

「悪いが興味はないな」

「優勝した人は、ノートとシャーペン貰えるんだって
あと、ジュース一週間無料券だって！女子は」

いつの間にか菊丸がいた

「女子は…って？」

不二の問いに答えたのは…

「男子の人気投票もあるらしい、もちろん
女子は男子に。男子は女子に投票するんだ」

「大石、よく知っているな」

「乾に聞いた」

「乾って実行委員だったね！」

菊丸は思い出したかのように言った


「そうだ」

「噂をすればなんとやら。だね」

「乾か」

不二、手塚のところへ乾が来る


「勝手に進めてすまない手塚。
先生の許可はちゃんともらっている」

「それなら構わない」

「俺と同じ委員の中村が言ったことなんだ」

「そうか」

「男子もノートとシャーペンだが、購買部のパンを
一週間無料で食べられる」

「にゃははっ、桃が食いつきそー！」

「なるほどな」

「投票期間は明日から1週間だ
誰が入れてないかも分かるから一人一回は
必ず入れてくれ」

「………」

手塚が何か言いたそうだというのを不二は気づく

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