私と俺は某マフィア漫画に転生したようで……【第四章】 (ページ49)

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195話ページ49

零side

ふむ……めんどくさくなってきたな。それに、ここにいると嫌な予感がしてしょうがない。取り敢えずオヒメサマ持って帰るか。あ、いやヒバリの所に置いておくか。

『朔、帰んぞ。拒否権はないからな』

「………は？ってうわぁ！！」

朔をお姫様抱っこして方向はくねらせながら学校を出る。くねらせたのは地雷を埋めて置いた、鼠でも反応する繊細なやつを……な？

「おい零離せ！そして後ろで起こってる爆発はなんだ！？」

『離さない。爆発？あぁ地雷な』

「おいいいぃぃっ！？地雷！？お前なんで地雷なんか埋めてんだよ！！」

『なんとなくだ！』

キリッとしながらいえばおい！と再度言われ叩かれる。うん、昔よりは威力が上がったか。まぁ痛くも痒くもないが成長だな。朔。

＊＊＊

ガラッ！

『頼もー朔を引き取れカミコロやろー』

「うるさいよ」

と冗談混じりで言えばトンファーが飛んで来る。ひらりと交わしトンファーを拾って朔に預け、朔を降ろす。アバババと焦っている朔を見てご満悦なのかなんなのか知らんがヒバリはずぅっと朔の方見てるな。で、朔はそれを怒ってるとでも勘違いしたのか更に焦る。

「おっおいトンファー渡すな！」

『ほら、行ってこい。で、存分にイチャラブして来いよ、俺はどっか行くから。じゃあなー』

バッと応接室を出て、窓を開け飛び降りる。まぁしたは雪(クッション)があるから大したことないがそれよりも気になるのが…

『亀…いやすっぽんか。じゃなくてすっぽんってあんな大きくなる………のか？』

最近のすっぽんって凄いな。
そう思いながらボーっとその光景を見ていた。