193話 ページ47
零side
『すぅ………すぅ………』
いやぁ、寝てるフリって言うのはいいな。なんも知らなくてもいいし頼られない。俺は基本的に朔の為以外動きたくないんだ。
「零さん！起きてください！不味いっス！」
『……………ほいっとな』
あーうるさい。昨日はあまり寝てないんだ、仮眠くらい取らせろ。
そう思いながら適当に雪玉(石入り)を二個投げる。
「華麗なチビだぜ」
………おい跳ね馬、何処投げてんだ。
「やっぱり凄いやイーピン！！」
「これで互角だよ！」
互角なぁ……。
…………ん？沢田達の様子が…。
『ギョウザエキスか…。獄寺、さっさとあっちに寝返れ』
「はい！」
そう言って極限野郎をボムで気絶させあっちに寝返る。
ふぅ、ようやくうるさいのが出て行った。まぁ、まだ寝れねぇが。
「ならば我々も！！」
『…は？』
「ボスを守ーーーる！！！」
ブオッと雪から出てきた跳ね馬の部下。よくいいまで雪の中に入れたな……、取り敢えず手持ちホッカイロを渡す。
「ありがとな嬢ちゃん。いやぁ遊びとは言えボスを敗軍の将にはできねーからな」
「うーー寒かったぜ」
ガチガチと震える跳ね馬の部下。もうちょい防寒具を着て来ると言う選択肢は無かったのか？
「お前らいつから潜ってたんだ！？」
『…確かにな』
「こんなんでいいのかよ審判！！」
？あぁ、沢田がリボーンに抗議してるのか。それ無駄だろ、きっと全部予想しててこのチームなったんだぞ？
「うん、ぴったり予想どーりだ」
ほら。
「お前また遊んでんなー！！」
ガーンとした表情で受け入れる沢田。ほんと心広いなぁ…。
「これでボンゴレ対キャバッローネだな。なら話しは早い。果てろ！！！」
「雪玉合戦から雪上の合戦になっちゃってるー！！」
ツッコミ担当は疲れるな。俺はどちらでもないが、見てるだけでツッコミたくはなる。
と、まぁ思いつつホルダーから銃を抜き
『まだまだ甘いな獄寺。こーすんだ…っよ！！！』
ダダダダダダダダッッ！！！！！！と撃って半分を撃ち落とす。あとは跳ね馬に任せる。
「ありがとよ夢の使い手。ならこいつでどうだ！！」
鞭で雪玉をボムに当て切る。雪玉がどうしたらそう切れんだろうな、俺みたいにナイフでも入れてんのか？………まぁあのヘナチョコに限ってないが。
俺もやるか。
『これ、ナイフ入りだから当たったら死ぬぞ！死ぬ気で避けろ！！！』
さぁ、ガンガン投げてやるよ！
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作成日時：2017年12月3日 16時
