190話だ ページ44
「10代目！こっちっス！」
バレンタインから数日経った今日。私と零は笹川先輩、山本、獄寺、そしてディーノさんと共に中庭に集まっていた。なぜなら山本に誘われたからだ。外で一緒に遊ばないか、と。
まあする事もないし今日は恭弥との約束もないから「いいよ」と承諾しここまできた、というわけだ。
ディーノさんとはさきほど挨拶した。初めまして、だったからな。
「あれーーー！？みんな何やってんのー！？」
「おまえらをまってたんだぜ」
「今日はこいつらに呼ばれたんだ」
「へ？」
「オレ達もたまにはチビ達と遊んでやろーと思ってな」
なんて言うディーノさんにツナはえーーー！！と叫ぶ。
「考えてみたら10代目はチビ達の世話ばかりですからね」
「こんな日ぐらい手伝うぜ」
「水くさいぞ沢田！！」
「みんな〜〜〜〜〜」
「やるならがせん雪合戦スよね！」
「お！！いいな、それ！！」
「あぁら燃えそーだ！」
「かってー雪玉つくっか」
「合戦！！なんといういい響き！」
「んじゃチーム分けしねーとな」
「日本じゃ何で分けんだ？」
「普通にくじ引きかジャンケンかな…？」
するとリボーン先生が声をあげました。
「オレが決めてきてやったぞ」
リボーンを見ると武将に扮した格好をしていた。その手には巻物を広げ持っている。
「リボーンさんが！？」
「ってかそのかっこ」
「バランスとか色々考えてうんうん唸って作ったんだ。あんまり寝てねーんだ。見ろクマだ」
あ、本当に目の下にクマがあるわ……
「なんだ。その情に訴えかける作戦は！！？」
「リボーンさんがそういうんならいいスよ」
「オレもいいぜ」
「どーせきかねーしな」
「かまわん」
「もち私も」
「朔がいいなら俺も構わない」
「みんなこのヨロイチビに甘すぎるよ」
「東軍はツナ・山本・イーピン・フゥ太・朔だ。白マフラーだぞ。対する西軍はディーノ・獄寺・了平・ランボ・零だ。赤マフラーな」
ほほう。まさかのツナチームですか。
……って零と敵対しちゃったよ、まじかぁ！！！
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作成日時：2017年12月3日 16時
