パルモン怒りの進化！…1 ページ8
「「「遠いふるさと思い出す〜」」」
太一「はい！姫様、デジモンチーム！思い出すの″す″！」
「「「すっぱいな〜、すっぱいな〜は成功の元じゃないない！」」 」
A「はい…子供チーム、ないないないの"い"」
太一「い！？」
アンドロモンに教えてもらった地下水路を歩きながら気分を明るくするために、太一率いる人間チームとA率いるデジモンチームに分かれながら、歌のしりとりをしていた。
ミミ「いけない〜ひとぉ〜」
丈「なに、それ…」
ミミ「お父さんがよくカラオケしていた演歌！」
タケル「そんな歌、しらな〜い」
光子郎「今は〜なにも〜」
空「あ！それなら知ってる！」
太一「俺も！」
「「「今は〜なにも〜……
「きゃあっ！！」」
突然、空が叫びだしその場にいる全員が急に立ち止まり心配そうに空を見つめる。
A「空？」
太一「大丈夫か？」
ヤマト「どうしたんだ？」
空「水が落ちてきたの」
光子郎「汚れましたよ？」
地下水道の水が天井から滴り落ちてきて空の服を濡らし、光子郎に指摘されそれを拭おうと擦る。
空「洗濯したい…」
太一「俺だって、お風呂に入ってのんびりと…」
タケル「僕は…」
そう言いながらタケルはしゃがんで、TVゲームをするかのように手を動かす。
ヤマト「タケル！お前なぁ…こんな時にテレビゲームはないだろ？はははっ……俺もタケルのこと笑えない。
今、俺のしたいことは…ジュージュー焼ける焼肉！
っ〜…腹いっぱい食いたーい！」
丈「誰も笑えないさ。僕は勉強…宿題山ほどやりたい！」
ミミ「変わってるわね…私は冷たいコーラが飲みたい！」
タケル「ミミさん、それいい！僕も！」
ミミ「でしょ！」
光子郎「僕は、インターネットで友達にメールを送りたい！」
みんなが今、したい事、やりたい事を言いだし家に帰りたいという気持ちが一際強くなり、気落ちしてしまう。
それを心配そうに見つめるA達。
A「みんな疲れてるんだね…」
ゴマモン「可哀想…」
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2021年1月12日 16時
