最終回 Grand Order…7 ページ27
イシュタル「アンタは如何する訳？」
マーリン「まぁ、幽閉塔に戻って藤丸君達の戦いを眺めるだけさ。本来、こんな風に手を貸す事はないわけだし」
藤丸「あの、それなんだけど…如何して今回マーリンは俺達を手伝ってくれたの？」
マーリン「え？そんなの決まってるじゃないか。僕が君のファンだからだよ」
マーリンのファン発言に藤丸とフォウは驚いていた
マーリン「私は観る事しか出来ない男だ。だって、人間が好きなんじゃなくて人間の描く物語が好きなんだから。本に書かれた物語にはドキドキするがその本を書いた人間には興味がないのさ…でも、君はちょっと違う。
君は私と同じ本から本に渡り歩く旅人だった。
なのに、私とは違うアプローチで物語を生かし、救い、よりよい紋様を紡ぎ上げてきた。そして、その活躍は私しか認識できない事だ。
うん…まぁ、だからこそ1度はこうして力になりたかった。いつになく熱くなって幽閉塔から出てきてしまった訳さ」
ロマ二「全くファンにしてはやり過ぎだ。舞台にまで上がってくるわ、大立ち回りをするわで…」
マーリン「おや、ロマン君？最後くらいもうちょっと素直に送り出すべきじゃないかな？なんというか似た者同士の友人として」
ロマ二「最高の悪口をありがとう。こんなに頭が痛くなったのは10年振りだよ！」
先払いをしロマ二は感謝の意を示し、藤丸やマシュも続いてお礼の言葉を述べる
マーリン「私も少しはマトモになったな…前はそういう言葉を貰っても何も感じなかったものさ」
マーリンは手の平から一輪の花を出し藤丸に手渡す
藤丸「これは…」
マーリン「好きにしてくれれば良い。気持ちだから…僕と…「彼女」からのね」
藤丸「…うん」
マーリン「さて、夜明けだ」
マーリンは席を立ち大使館へと出て見送ろうと藤丸達も後に続く
マーリン「藤丸、カルデアの星読み…誰の記憶にも残らない開拓者。私は君の戦いに敬意を表する。
どうか最後まで善い旅を。
その行く末に、晴れ渡った青空がある事を祈っているよ」
そうして、マーリンはアヴァロンの幽閉塔へと帰って行った
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ニルヴァーナ(プロフ) - 本当に面白くていつも更新を楽しみにしていたので完結してしまって少し残念のような気もしますが今までありがとうございました。この後のカルデアでの2人の日常も見てみたいです。 (2020年9月26日 22時) (
レス) id: ddb888b3a8 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。今までありがとうございました (2020年8月10日 12時) (レス) id: a768fd0174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2020年7月23日 17時
