【Fate/GrandOrder】賢王と創造神の愛惜Session2 2 (ページ38)

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Episode17 原初の星、見上げる空…6 ページ38

朝日が上りジグラッド内では、作戦会議を行なっていた

ギルガメッシュ「あの脚は巨体を支えるには細過ぎる。ティアマト神は、黒泥の上でしか歩行出来ないと見るべきだ。この仮説は当たりだと我とカルデアはみている」
ロマニ「要は、あの黒泥はティアマト神にとって移動用の滑走路なのさ」
ギルガメッシュ「うむ。つまりそれを除去すれば奴の移動も止まるという事だ。よって現在、カルデアでは黒泥を元の海水に戻す手段を…「報告！」ん？」

兵士が駆けつけ南部観測所からの伝言でティアマト神が進行再開をしたという情報が届き、ウルク到着まで8時間と迫っていた

ロマニ「予測より半日も早い！これじゃ解析は出来ても分解薬を作らないぞ！」
ギルガメッシュ「戦士長、城壁より50、精鋭を集めよ。無理にでもあの脚を破壊する他…」

ケツァル・コアトル「その必要はないわ。ティアマト神周辺であれば黒泥の除去は私の宝具で十分に可能デース」
ジャガーマン「お～！あれが在ったか！」

あれ…という言葉を聞き藤丸はまさかと直ぐに察しがついた

ケツァル・コアトル「エリドゥの祭壇にあった太陽石デス！藤丸君があの時砕かなくて本当に良かったですヨ」
ギルガメッシュ「…任せて良いのだな？」
ケツァル・コアトル「えぇ…ですが」

イシュタル「ラフムを抑えつつ、尚且つ魔力供給を続ける為に母さんの近くに留まり続けるリスクがある」

ケツァル・コアトル「はい。非常に危険な…」
藤丸「よし！やろう！」

ケツァル・コアトルはフッと笑みを浮かべ話がまとまりギルガメッシュが手を叩く

ギルガメッシュ「そうと決まれば後は行動あるのみ。皆、急ぎ準備に取り掛かれ！目にものを見せてやろうではないか」

「「「「了解！！」」」」

藤丸達や兵士達は準備をする為にジグラッドを後にし、残ったギルガメッシュはふと玉座に振り向き…フッと笑みを浮かべていた