【Fate/GrandOrder】賢王と創造神の愛惜Session2 2 (ページ21)

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Episode15 目覚め…10 ページ21

ギルガメッシュはハァ…と溜息を吐いていた

ギルガメッシュ「しかし成る程。Aの心臓こそ聖杯であったか…そして聖杯はティアマトに回収された…と、やられたな。

叱咤はせん！時が惜しい。まずは情報共有だ。

一つ目、黒く染まった海水はティアマト神の権能そのものだ。触れた生命体を侵食し権能を細胞に複写させ、眷属としてしまう。サーヴァントであれ、人間であれその黒泥に触れてはならぬ」

イシュタル「母さん…ティアマト神の権能は、自己改造、個体増殖、生体融合と様々だけど何より強力なのが「細胞強制(アミノギアス)」。1度、あの泥に取り込まれたら終わりよ。問答無用で人類の敵、黒化するわ」

牛若丸の事が脳裏に過り藤丸は険しい表情をしていた

ギルガメッシュ「二つ目だ。水位の異常」
ケツァル・コアトル「海の水位？」

ギルガメッシュ「うむ。貴様らが聖杯を奪われたと思しき時点から黒き海は、分単位で水位を増している。3時間後、観測所は海に沈み、黒海は波となって大地に侵食しよう。かつて、メソポタミアを滅ぼした大洪水…それ以上のものが起きようとしている。触れた生命を怪物に書き換える黒い泥の海としてな」