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Episode15 目覚め…3 ページ14
A「はぁ…はぁっ…(こんなつもりじゃ…私はお母様に造られた新しい人類を率いる女神。何の経験も記録も、愛情もない心身でも…お母様からの期待だけはあると信じて…)」
Aは森へと駆け込み追って来るラフムから逃げながら失望をしていた
A「(それが…こんな)
何も無かった…この大地には何も無かった！！
初めから使い捨てだった。
初めから紛い物だった。
未来も希望も自分の意思も友人も…愛する人も…私にはいなかった。ただ、お母様の唯一の子供と…それにすがる事しか出来なかったのに」
Aは1本の木の前で立ち止まり追って来たラフムに囲まれる
「アハッ…見ィツケタ」
A「これが…終わり…人間達の様に呆気ないわね」
全てを失い戦意喪失したAは木に寄り掛かり、そんなAにラフムは迫って来る
A(あぁ…こんな事なら)
ラフムの腕が振り上げれ、下ろされた瞬間、1体のラフムがAを貫こうとしたラフムを逆に貫き倒してしまう
A「ぇ…？」
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2020年6月12日 21時
