Episode5 天命の粘土板…6 ページ9
ー次の日ー
ウルクを離れクタの街を目指した藤丸一行…そして、歩いた先には酷く荒れた牧場を見て目を開く
藤丸「これは酷い…」
マシュ「見渡す限りボコボコです」
すると藤丸は羊を救出していた人達を見つけ何故牧場が荒れたのか聞いていた
「牧場がこの有様で逃げた羊を集めるのも一苦労でね」
藤丸「一体何があったんですか？」
「天災だよ」
マシュ「嵐か雷でも？」
「イシュタル神さ。今年のイシュタル神は滅茶苦茶さ。魔獣ごとボーン！おかげで土地はこの通り…その上、ウチの宝石を根こそぎ掻っ攫って「これで勘弁してあげる！」ときたもんだ」
怪我人が出てないのが唯一の救いだと牧場主は話していた
マシュ「まるで強盗ですね」
藤丸「仮にも神様が…」
マーリン「そうだね。本来の彼女ならそんな事しないだろうからね」
藤丸「え？本来の彼女？」
牧場主と別れクタへと再び目指したイシュタルの事をマーリンに聞く
マーリン「魔獣戦線が現れた頃、ウルクの巫女達はある人間の少女にイシュタル神を降ろす儀式をしたらしい。それがあのイシュタルだ。少女の自我と女神の自我が溶け合い、新しい人格になっている。そもそもメソポタミアの神々は黄金の髪の毛を有している。それが黒髪なのは、少女の要素だからだろうね」
マシュ「成る程」
藤丸「何となく憎めないのはその所為なのかな？」
アナ「そうかもしれません。あのイシュタルは少しだけ…人間らしいです」
マーリン「へぇ珍しい。人間は嫌いじゃなかったのかい？」
アナはハッと罰が悪そうにフードを深く被った
アナ「人間も女神もどちらも嫌いです。マーリンはもっと嫌いです」
マーリン「あら〜」
Episode5 天命の粘土板…7→←Episode5 天命の粘土板…5
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絡繰ドール - えっ、めっちゃキュンキュンする.....。更新頑張ってください！物凄く面白いです！！ (2020年4月17日 11時) (
レス) id: 7c8df2151c (このIDを非表示/違反報告)
紅音(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しんで読んでいます (2020年4月11日 16時) (レス) id: db2427acd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：勿忘草
| 作成日時：2020年4月4日 0時
