ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part27 (ページ20)

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九尾の狐…4 ページ20

零「如何だ！ゲゲゲの鬼太郎！！」
鬼太郎「安いな…石動零」
零「何っ！」

倒れた鬼太郎はゆっくりと立ち上がる

鬼太郎「妖怪は悪、人間は善…そんな簡単なものじゃ無い。良い妖怪もいる…そして救い様のない人間も。Aを苦しめた人間達もみんな救い様のない奴等で…憎悪となった彼奴に殺された。今でも、Aは苦しんでいる。苦しんで苦しんで…初めて泣いたのはあの時だけだった……自分の物差しで勝手に相手を決めつけるのは、愚かだ」

鬼太郎の言葉を聞き、零は鬼神の腕を招来させ向かっていき襲うが鬼太郎はちゃんちゃんこで捌きながら避ける

鬼太郎「僕は、それだけはしたくないと…そう思ってやってきた！！なのに……」

ーーー

まな「せめて一緒に悩んだり苦しんだりさせてよ！！

私も鬼太郎の仲間でいさせて！！！」

ーーー

零の攻撃から避け、鬼太郎の強烈な蹴りを食らわせ倒れる

鬼太郎「お前を見ていて分かったよ」
零「っ！」

鬼太郎「僕はまだAと…彼女と一緒に夢を見たいんだ」

零「夢…だと？」
鬼太郎「あぁ、愚かな夢かもしれない」

鬼太郎は右腕にちゃんちゃんこを纏わせ体内電気を集中させ零に歩み寄る

鬼太郎「でも、もう一度2人で目指してみたい。だから僕は…お前に倒される訳にはいかないんだ！！！」

零「ぬりかべ招来……ど、如何した何故来ない！」

ぬりかべの力を使おうとしたが、ぬりかべの術が出てこなかった

零「子泣き、砂かけ、一反招来！！」

子泣き、砂かけ、一反もめんの力を使おうとしたが出てこず…そして、零の体が急に動き出し縛られたかの様に動けなくなった。それは、魂だけとなり取り込まれても尚、抵抗する砂かけ達の所為だった

零「離せ！魂の分際で！！」

歩んでくる鬼太郎の足が速くなり……そして

鬼太郎「はぁぁぁっ！！！」