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かけがえのない…9 ページ9
3巡目、海斗、本村、千一は的中させ万次は指から勝手に矢が離れ的に届かなかった
中崎「あーっ…可哀想に。21中から22中レベルの戦いだから一気に厳しくなったな」
遼平、佐瀬、静弥が矢を射り的に中て…七緒は外し、湊、結衣は的中させた
息を吐く暇を与えない戦いにもう見てられないと手に汗かく妹尾達
花沢「もう見てられない！」
妹尾「結果は落ちの2人で決まる」
白菊「でも桐先は鉄壁の藤原愁とウチはいつ集中力が切れるか分からない月夜さん…」
心配そうに見つめる妹尾達に西園寺が…
西園寺「お嬢さん方？ひょっとするとひょっとするかもしれませんよ？Aは的を見ているけれど愁はそうじゃ無いから」
A(大丈夫。もう私は揺るがない。私が外したらみんなが中ててくれる…みんなが外したら私が中てれば良い。だからみんなでやる意味がある。私が此処に居る理由がある)
人混みの中にある人物がやって来て、1巡目と同じ様にほぼ同時にゆっくりと矢を引き絞る
椿の花弁が止み…フワッと風が優しく吹く
そして、観客席に来ていた雅貴…
雅貴(A、分かるか？今此処に居る全員が…お前の射を見ている)
試合を見ている全ての人が優しく吹く風…満開に舞うピンクの椿と美しい会
その美しい光景を誰もが目を惹かれた
雅貴(あぁ…何て美しい会だ)
カァァァンッ！！
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2019年5月6日 13時
