～ツルネ～出来損ないのシンデレラ5【滝川雅貴，藤原愁】 (ページ33)

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矢場い…18 ページ33

佐瀬「んー…分かりました。では3回。3回までは許しましょう！使って良いのは指先まで！！手のひらはいけません！」
雅貴「厳しいね(汗」
佐瀬「当たり前です！」

千一と万次は口を手で押さえて声を出さない様に笑っていた

雅貴「えーっと、打起しから再開して…大三のバランスがちょっと悪いかな？いつも水平を意識してな？」

雅貴が佐瀬の稽古をしフン！と面白くなさそうにそっぽを向く

佐瀬が矢を射ると綺麗に的に中り目を開く

雅貴「ちっさい事だけど結構重要！」

海斗「マサさん、何で桐先に塩を送る様な真似…」
七緒「かっちゃんは心が狭いね～」
A「みんなのレベルが上がれば試合だって楽しくなるよ…きっと」
海斗「お前は本当頭ほわほわだな…」

愁「僕にもご指導頂けますか？」
雅貴「お、おぉ…」
千一「愁が教えてって！」
万次「愁が教えて貰うんなら俺も！！」
蒲島「お前ら先輩を優先しろ！」

A「うっ…」
湊「…(苦笑」

あーは言ったものの、やはりAもあまり面白く無いのか微妙な顔をしていると湊が苦笑いでAを見つめていた

愁「「少しの事にも先達はあらまほしきことなり」とあるからその精神を理解して欲しいな」
A「えっと…」
静弥「吉田兼好が言ったのは「何事にも先入観を抱かず、素直な気持ちで事に当たれ」という事じゃ無いの？」

愁「無論、そのつもりで言ったんだけど」

静弥「そう？」
愁「いや、解説ありがとう静弥」