34（百視点） ページ34
今の俺の状況のまま お前を取り込めば お前の魂は崩壊するだろう
それはお前の”死”よりも 俺が望まないこと
お前自身が消えることだけは・・・
「百・・・大丈夫？！ どうし・・・体が」
いつも強気で 弱みを見せないお前が うろたえる
俺の心配をしてくれていることに今更ながら なんだかひどく笑いたくなった
アア・・・ アタタカイ・・・
愚かで可愛い ”俺のA”
お前にとっくに 捕らわれていた
”お前”だから 俺は捕らわれた
前世のお前とか とっくにそんなもの関係ない
俺は・・・
「百？」
「 ”お前”だから ずっと傍にいた 」
「！」
お前が俺を心配してくれる・・・ 俺を見てくれている・・・
”お前”の瞳にずっと自分だけが写っていてほしいと 今でも願う
「俺が触れれない女に」
「前世 好いていた女だからってだけで」
「いつまでもとりついていると 本気で思ってるのか？」
しかも 何もしないで？
っは・・・！ ありえないだろう？
本当に愚かな愚かな 可愛いA
愚かな所は 前世のお前と変わらない
鈍感なのは 直らないのか？
ずっと・・・ そのまま 俺のこの想いに 気づかないままなのか？
Aの唇に優しくキスを落とした
Aの瞳が見開いた
ニッコリとお前に優しく微笑んだ
そっとAの髪に触れる
なでる
「”お前”だから・・・ A」
お前の体を思いっきり押した
前世のあの時とは 立場が逆だ
「 ずっと 見てきた 」
「百っ！！！」
お前は 死ぬな・・・
くそ・・・
俺の知らない所で 幸せになるのか？
知らない男と・・・ いや、生まれ変わった”アレ”と一緒になるのか？
(あの男は お前を絶対 はなさないだろう)
とり殺して ずっと傍にいるつもりだったのに・・・
お前の体温を思い出す
お前の笑顔を思い出す
子供の頃からずっと見てきた
アタタカイ アタタカイ・・・
モウイチド オマエニ・・・
(俺ヲ ヨンデ・・・)
Aの姿はもうここにはない
むなしく 俺の腕は空をかく
俺の意識が 闇に沈む
ただ ただ なんども・・・
お前の名だけを 呼び続ける
まるで 子供が母親を求めるように
唯一無二のお前を 求め続ける
”A”
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
