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先ほど 背後で何かきれる音がした
見ると金縛りにあわせていたはずの現世の俺が ぐぐっと自分の体を持ち上げて
俺を睨んでいた
(現尾) ・・・今までAと一緒にいた・・・だと？
死ね くそがっ！！ 羨ましい 羨ましい！！
(霊尾) 俺のAを見るな。近づくな！
死ね くそが！！ Aに触れられて 羨ましい 羨ましい！！
Σ 俺はもう死んでるわ くそがっ！！
「・・・っ！ A」
愛しそうに Aの名を呼ぶ 現世の俺
それに名前の心臓が 一瞬 ドキリと鼓動したのを俺は見逃さなかった
ああ・・・ いやだ・・・ 現世の俺とは言え イヤだ
Aを愛し、愛されるのは 俺だけでいい
”俺以外に反応するな”
スルナ スルナ スルナ
反応スルナ
俺のAに・・・
”近づくな！！”
俺は現世の俺を睨みつけるが 奴は体中をぎしぎしときしませながらも
こちらへと少しづつ 近づいてくる
そして とうとう・・・
Aの腕に触れた −−−
羨ましい 羨ましい
死ネ 死ネ 死ネ −−−
(俺は・・・ 触れれないのに −−−)
「A」
男がAの名をよんだ
それに戸惑ったように 俺と男を交互に見るA
それが気にくわなかったのか 男が俺へと視線を向けた
−−− ははっ
ああ、 まだ その目ができたのか
現世で 平和ボケしているものだと思っていた
冷たい瞳・・・ 人を殺すのをなんとも思わない瞳
−−− 前世で何度となく その瞳で 人間を殺してきた
びくりとその瞳に Aの体が揺れる
それに男がにっこりと 人の良さそうな笑みにかえる
ああ・・・ 悪いな
俺の名前は そんな笑みには騙されない
何しろ 「俺」で見慣れてる
「 ♪ 〜 」
ふと 聞きなれた音がした
見ると部屋の隅にAのカバンがあった
Aも ようやく現状を把握したのか はっと気づき
「バイト先から！！？」 と音のなったカバンを手に取り 中のスマホを取り出した
そして・・・
「・・・あ」
Aの動きが止まる
画面を見て 静止している
俺達はそれを後ろから 覗き見た
−− 画面には 「もう来なくていい」と バイト先からの短い通告があった
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ソラノ(プロフ) - とりあえず 11月から 日常編？のような感じでかけたら幸いです (2019年10月31日 2時) (
レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» いえいえ、前作の人魚のお話から読んできましたがとても楽しみに見させて貰ってます(*´▽｀*)お体に無理の無いようにお過ごしくださいね！ (2019年10月25日 2時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - Σ は、反応があった！！！ 有難うございます！！！ とりあえず出会い編はそろそろ終わらせて 前世へ主人公の意識が飛ぶ話とか、同棲してからの話しとかそろそろ展開変えたないなぁ〜とか思ってます！ 有難うございます！！！ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» 楽しみに読んでますよ(*´∇｀) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - （あ、ちなみにツイッター ネームは 「ソラ」です。すいません） (2019年6月25日 0時) (レス) id: 88162d403a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年4月8日 4時
