四十七 ページ47
その後 俺はすぐに薬剤師の所へ心臓を持って行った
薬剤師は俺に笑う
そして心臓を見て再び悲しく笑う
「結末はわかっていたはずなのに バカな男だった」
「だが 幸せな男だった」
俺は最初、この薬剤師を殺すつもりでいた
だが 今はそんな気はない
お前には いずれ 薬でまた世話になる
俺ではない・・・ ”A”に飲ませる薬が必要だ
俺はあいつと永遠にいたい
”あのジジイと同じ道など 進まない”
あの女がいないのに 生きているなど 俺にはできない −−−
俺はお前を迎える準備をした
お前の気持ちができるまで 最低限暮らせる島を見つけた
お前に飲ませる薬を作るのに 薬剤師に言われた材料を集めまくった
薬剤師には「報酬を払う」と協力させた(半分 おどしたが)
そして お前の居場所も探した
お前はあの後 またすぐに葬式があり、しばらくその土地にいたようだが
元住んでいた場所へ戻っていた
探した。 この陸中の海からずっとお前のにおいを探し続けた
このあたりの陸を縄張りとし、他の人魚を近づかせなかった
なにがきっかけで お前に興味を持つ者が現れないとも限らない
出そうな芽は早めにつぶす
俺のAに 近づきかねないやつは 早めに排除した
そして数日後、お前を海で再び見つけたときは 思わずそのまま連れ去りそうになった
だが 約束は5年・・・
今出会っても お前は俺とわからないから・・・
だが それでいい
お前は 気づいているかもしれない
あの時の俺が「ダレ」を殺した後だったか・・・
いや 親に詳しく死に方を聞いていれば もう察しがついているだろう
コワカッタ コワカッタ・・・
お前に拒絶されることだけに 俺はおびえた
だが お前に今 再び触れたなら すぐにでも俺はお前を連れ去ってしまうだろう
我慢できなくなってしまうだろう
−−−お前が壊れてしまうかもしれない
見た目も俺とお前では 歳が離れすぎている
俺色に染めていくという考えも浮かんだが お前はお前であってほしいとも思う
だから 必死に5年はお前を見守るだけに耐えた
その間にお前への思いが ひどく黒く ねじれた気もしなくもない
お前がすぐに欲しいのに 手を伸ばせない
手の届く所にいるのに 触れられない
5年は俺には長すぎた
狂うほどに お前が欲しい −−−
他を近づかせないでほしい −−−
やっとお前に「俺」を見てもらえる −−−
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ソラノ(プロフ) - すいません。仕事で 指 突き指して打つの遅いです。更新ちょっとお待ちを（汗） (2019年2月16日 3時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 3章がだいたい話決まっていたのですが、ちょっと後半かえようかどうしようか迷い中。一回ヒロインと喧嘩別れして 嫉妬やら何やらで狂いまくる尾形も描きたい（おちつけ） (2019年2月1日 2時) (レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 明日名古屋に行くので更新遅れます。とりあえずツイッターに今尾リパばかり書いてます。そっとは落ち着いたのでとりあえず、後1つネタＵＰしたら こっちに戻る予定です (2019年1月18日 10時) (レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - ツイッターを最近「フォロー」してくれた人のみ見れる形にしようか考え中。そしたらエロ絵も普通にＵＰできると思い始めた（おい）どうしようか色々考える・・・う〜ん？？？ (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 三章も書き始め、100Ｐ超えますね。あときわどいなぁ・・・と思う所？（Ｒ18）は別Ｐで作る形にしようと思います。Ｒ18ってどのあたりまでならＯＫなのか手探りですが、Ｒ18つけていないのはごまかしごまかし書いていく予定です (2019年1月16日 18時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2018年12月9日 23時
