検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:18,126 hit

#17-誕生日編11- ページ17

この一瞬が、夢ならば覚めないでほしい。




日「貴方」





優しい声に、顔を上げる事ができない。





日「貴方、顔見せて」


貴『無理です...』


日「ねぇーお願い」


貴『嫌です』


日「あ!ミッ○ー!」


貴『え!どこ!?』


日「捕まえた〜」





両頬を掴まれ、まっすぐに目を見られたら
恥ずかしさと愛おしさが相まって、顔がゆでだこになるのが分かる。




日「あはは、顔真っ赤〜」


貴『うるさい!変態!』


日「ひどい!王子様なのに!」


貴『自分で言うな!』


日「でも〜??」


貴『...かっこいいです』






その顔、本当むかつく!...でもかっこいい。





日「ドレス、何でその色にしたか分かる?」


貴『?私の好きな色だから?』


日「正解、それは貴方の色だからね、そして俺が黄色なのは?」


貴『ひろの色、だから?』


日「そう、今はお互いの色を大切にして、育てて、愛して
  自分を思う存分貫き通して、その色が綺麗に染まって
  そしたら、今度は俺の色に染まってもらいたいと思って
  死ぬほど黄色着てもらいたかったけど、貴方の色にしたんだ」



貴『...ロマンチックすぎて、ふふ、でも好きだよ』




日「ふふ、だからさ、いつかその時がきたら
  俺色のドレスを着て、誓ってくれますか?」







永遠に、何があっても離れないと。








貴『永遠って死んでもって意味、わかってる?』


日「もちろん、来世でもって意味、わかってるよね?」


貴『..あはは!もちろん、愛されてあげる、永遠に!』








来世までとは言わず、来来世まで。
愛が枯れる事は、きっと私たちにはないんだから。

作者より→←#16-誕生日編10-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ray | 作成日時:2018年2月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。