無気力少女と地上最強イレブン【イナズマイレブン】

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私同様、あいつらの動きのパターンに気づいた鬼道は、


チーム全体に指示を出していた。




鬼道がカットして、今度は風丸も上がった。


炎の風見鶏だ。


風丸のタイミングは完璧だった。


なのに外れた。


明らかに豪さんが何かに動揺しているせいだ。


着地も失敗してるし。




土門「そんなことってあるのかよ…豪炎寺が、二回も外すだなんて…」


みんなが唖然とする中、前半終了のホイッスルが鳴った。



そしてベンチで鬼道が行動パターンのことを説明した。



「これで勝てる」とみんなは確信するが、


瞳子「甘いわね」



出たよ〜冷徹〜。


瞳子「確かに鬼道くんのいう通り、ジェミニストームの攻撃には一定のパターンがある。」


秋「え、監督も気づいていたんですか？」


瞳子「見ていればわかります。」

秋「す、すみません…」





まあ、確かにしっかり見ていればフィールド内でもフィールド外でも気づくことだけど…


言い方きつくない？？？








瞳子「あなたたち、今自分がどんな状態なのかわかっているの？」


土門「状態…？」




「「「？？？？」」」」



状態…


割ときつい…？

結構みんなも怪我してるよね…


瞳子「今のあなたたちじゃ相手のスピードにもついていけない。攻撃パターンがわかったくらいで倒せる相手じゃないのよ」


監督の言う通りだ。


あれ、でもこれってスピードついていけるようにならなきゃ相手の攻撃なんて止められっこないってことじゃない？


仮に後半でついていけるようになったとしても


13点返すのは厳しくない？


円堂「じゃあ、どうしろって言うんですか？」



提示された作戦は、GK以外を全て上げることだった。


あ、なんとなくわかった。



え、じゃあこの試合、もうそんなに頑張んなくってもよくない？？←



土門「そんなに上げるんですか？」

風丸「でもそれじゃ、DFがいないの同然、それこそ奴らに抜かれでもしたら、終わりじゃないですか！」



瞳子「だったら、抜かれないようにすることね。」





そう言い残し、監督は去っていった。









監督の作戦に納得のいっていないみんなを、円堂が丸め込み、後半戦を迎えようとした。









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