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いつも通りの散歩道。
川沿いの道を歩いていた。
A「…おにぎり…？どうした？」
おむすびは道端の匂いを嗅いでいる中、おにぎりが急に吠え出した。
ある一つの方向を見て。
おにぎりの視線の先を辿ると、
A「…？」
川沿いに赤い髪の一人の男の子が立っていた。
見たことない子だな…
て言うかおにぎりが吠えるなんて珍しいかも。
普段はおにぎりよりおむすびの方が元気で吠えるときがある。
すると赤い髪の彼はこっちを見て微笑みかけてきた。
申し訳ないけど
私の警戒心は全開だ。
彼はこっちに寄ってくる。
怖くて走り出そうとしたけど、それも失礼だし、
情けない話だけど、怖気ついて足がうごかなかった。
「この子達、君の犬？」
話しかけてきた。
A「…そうだけど…」
おにぎりもおむすびも警戒している。
普段あんなに人懐っこい二匹が…
「はは、そんなに警戒しないでよ。
君もさ。」
彼はしゃがんで二匹に触れようとしていた手を止め、私を見上げた。
いやいや、こんなの警戒するでしょ…
A「…別に警戒してないし」
「してる」
A「してない」
「してるって。
君、雷門中のサッカー部の子でしょ？
日向Aさん。」
まさかの名前知られてた…
「なんで名前知ってるのって顔だね。
決勝戦、見てたよ。優勝おめでとう。」
A「あ、ありが、と…」
優勝を祝われるとは思っていなくて急に恥ずかしくなって視線を逸らした。
「俺、基山ヒロト。ヒロトって呼んでよ」
A「改めまして…日向です」
基山「よろしくね、日向さん」
警戒心が取れないまま、彼が差し出した手を取った。
そのとき二匹が一斉にすごい勢いで上を見ながら吠え出した。
まるで地震が来る前のような…
ふと空を見上げると、
黒いボールが三つ、空から落ちてきていた。
A「なにあれ…」
落ちて行ったとき、
すごい地響きが鳴り響いた。
でもあれって
A「ちょうど学校のほうじゃん」
基山「始まったか」
A「え？」
基山「いや、なんでもない」
ヒロトが何かを言いかけていたがなにも気にしなかった。
なんだかこの先何か大きなことが始まる気がして、
私は学校に向かうことにした。
A「おむすび、おにぎり、ごめん、散歩は中止だ。帰ろう」
基山「そっか。じゃあ
またね」
そして私は駆け出した。
振り返ったとき、そこに彼はもういなかった
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夜空(プロフ) - 犬と猫の名前面白くていいと思います。更新楽しみにしてます。 (2022年10月8日 19時) (
レス) @page46 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 猫と犬の名前のセンスと抹茶ソフトクリームでめちゃくちゃ笑ました笑すごく楽しいです！ (2019年12月14日 9時) (レス) id: 110b716f36 (このIDを非表示/違反報告)
汐音(プロフ) - Ｓｉｋｉさん» コメントありがとうございます！愛読だなんて嬉しいです！！ペースはまばらですが、これからもよろしくお願いします！私もこの作品の主ちゃんのキャラ、書いてて楽しいし割と好きです笑笑 (2018年1月11日 23時) (レス) id: 7e82f463dd (このIDを非表示/違反報告)
Ｓｉｋｉ(プロフ) - 主人公がめっちゃタイプです！ｗ愛読してます！これからも頑張ってください♪ (2017年12月24日 20時) (レス) id: 2486942c32 (このIDを非表示/違反報告)
汐音(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» コメントありがとうございます！初めてのコメントで感激です！！これからも頑張ります！よろしくお願いします＾＾ (2017年12月21日 20時) (レス) id: c83bf7c5fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 x他1人 | 作成日時：2017年10月12日 22時
