絶望の先へ導け【斎宮宗】 (ページ12)

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この日、私はたまには本でも借りようと図書館へ行っ

た。

ガチャ

『失礼しまーす…』

？「あれ？Aちゃんじゃないですか～どうしま

した？」

そこにいたのは、私の友達(？)の青葉つむぎだった。

『つむぎ！久しぶりだね！ちょっと本を借りようか

な～と思ってたんだけど、つむぎはどうしてここ

に？』

つむぎ「俺、図書委員なので普段は活動のために来る

んですけど、今日は夏目くんに会いに来たんです

よ～」

と言って、つむぎの手に握られていたのは鍵だった。

『鍵……？』

つむぎ「はい！夏目くんに会うにはこれが必要なんで

すよ～最近はよく開けっ放しの場合が多いんですけ

ど、今日は閉まってるみたいですね～」

そう言いながら本棚に鍵を入れ、ガチャリと言う音が

したと思ったらそこの本棚と床だけが急に沈んだの

だ。

ゴゴゴゴゴ

『きゃっ…』

降りた先には、1つの扉。

つむぎ「ここですよ～」

扉を開けた先には……

夏目「あぁ…また来たノ？センパイ……」

そこには、先日五奇人の集まりで挨拶した、逆先君が

いた……