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5話 ページ6

松平「野郎 やりやがるな これを選ぶとは⋯」


近藤「狙いが定まらねえ なんか気持ち悪くなってきた」


松平「それより 近藤 こいつはいつになったらヤツに追いつけるんだ?距離が一向に縮まらねえぞ」


土方「ちぢまるか! これメリーゴランドだぞ
この土台ごと一緒に回ってんだよ 永遠に回り続け る!」


松平「遊園地なんて来たことねえからよくわかんねえよ
大人の遊園地なら入ったことあるけんどよ」


土方「早まったことするんじゃねえ要はあの2人を仲を引き裂けばいいんだろう?ほかにも方法はいくらでもあるだろう」


近藤「何だよ? おまえ仲間に入りてえのか?
殺し屋同盟に入りてえのか?」


土方「お前らが血迷ったことしねえか見張りに来たんだろうが!
俺は あんたらみてえに__外見だけであの男の人間性まで否定する気にはなれねえよ」


近藤「どう見ても悪い男だろう あれ
だって穴だらけだよ人間ってもともと穴だらけじゃん
そこに自ら穴開ける意味が分からんっちゃよ!」

土方「お前の言っている意味が分かんねえよ!」


沖田「ああいう年頃の娘はね
ちょっと悪そうな傾奇者(かぶきもの)にコロッといっちまうもんでさあ
そいでヤケドして大人になっていくんですよ」

土方「おい 総悟 お前としいくつ?」

松平「おい おじさん こんな悪そうな顔してるのに__モテたためしがねえのはどうしてくれるんだ?」

土方「まあ よくも悪くも愛だの恋だのは幻想ってことさ
ウウッ⋯」



「まあ、とにかくそういう事なんでとっとと仕事しろってことです松平長官殿」


松平「おい! 秘書いつからいたんだてめえはよおそれに俺は大事な父親としての仕事があるんってんだそいつを真っ当しねえといけねえんだ」

近藤「おぉ!これは氷室殿ではないか!久ぶりだな!元気にしてたか?」


「えぇ、おかげさまで毎日老害の世話をしている」


沖田「偉いさんと会うたあ 俺たちついに昇進の連絡ですかぃ てことで土方さんクビってことで」

土方「勝手な事言ってんじゃねえぞ!総悟!
わざわざ遊園地来るたあどうしたってんだ」

「どうしたもこうしたもない。そいつのせいで私の仕事が増えてんのさ いいかんげにしねえと切る!」


松平「まあ、落ち着けってすぐ終わらせっからヤツの人生を」

「私は仕事を終わらせろと言ってるんだ!」

土方「お互い問題児抱えて気持ちはわかるぜ氷室さん
でもまあ見とけって」

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作者名:さくら | 作成日時:2023年5月6日 22時

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