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モンドの大聖堂の扉の一歩手前に、着くとパイモンは聞く
「「天空」って一体…」
「モンドの至宝、風神バルバトスがかつて使っていたライア―だよ。」
「天空のライアーがあれば、ボクはトワリンを悪夢から目覚めさせられる。」
扇動しない声で答えたウェンティに、「それで風魔龍はとめられるのか」と不安げにパイモンは言った
彼女を安心させるようにウェンティは言う
「もちろん、ボクはこの世界で一番の詩人だからね。」
「過去、未来、そして今、ボクの知らない詩はないよ。」
ウェンティは彼女らに「自分の目を見て」「頼もしいと思わない？」と同意を求めるように尋ねる
その同意に蛍とリアンは顔を見合わせた
話が逸れてしまったが、今は「天空のライアー」をどう手に入れるかだ
４人の内の３人は「天空のライアー」が一体何の形で何処に保管されいているのかも解らないのだ
４人の中で１番であろうモンドに詳しいウェンティは言った
「大聖堂のとある安全な場所に保管されているって聞いた。」
「まずは下調べだ。もし興味があるなら、一緒に来てくれても構わないよ。」
３人に背を向け、歩き出したウェンティの後を３人は追った
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雨の日…
『…この穢れを、雨が洗い流してくれれば…どれだけいいことか…』
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年3月8日 12時
