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アンバーと「ニンジンとお肉のハニーソテーを奢ってくれる」という約束を取り付け、
３人は一足先に「鹿狩り」へ向かった
「鹿狩り」に着くと優しそうな女性が立っており、「いらっしゃい」と蛍達を歓迎する言葉を投げる
隣から、「はぁ」と小さなため息が聞こえ、視線をそちらに向けるとガイアが居た
「つれないな。「親友」の俺を無視する気が？」
「親友のガイアじゃない。」
「ほう、俺の熱い気持ちに応えてくれるとは。どうやら、俺の誠実さが伝わったようだ。」
本気で言ってるのか、それともからかっているのか、彼の本心は分からない
パイモンがジト目で「また適当に褒めてる」と呆れていると、彼は心外そうに「本心だぜ」と言っているが
腹の底が読めない
蛍は話を変えるようにガイアに聞く
「ここで何してたの？」
「頭ん中を整理したくてな、静かな場所を探してたんだ。」
ガイアの言葉にパイモンは呆れていると、ガイアは「アビス教団」の情報を話し始めた
昨日、西風騎士団の代理団長であるジンが居なかったことがアビス教団にとって好奇のチャンスであり、
また、ガイアにとっても好奇のチャンスであった
ヒルチャール…そしてモンド城内に現れた不審な人物…その人物とガイアは一戦を交え
「その人物から情報を聞き出した」という
「その情報っていうのが、そいつらアビス教団を裏で統治する者のことだった。」
「アビス教団を…統治？」
ガイアが言うには「トワリンをあんな風に戦いの道具にしたのもそいつの仕業」だと
ベラベラとその情報を話すガイアにパイモンは「どうやって聞き出したんだ？」と聞くが
当の本人は笑ってごまかす
「その統治者は、アビスの魔物に…「王子様」と呼ばれている。」
「「王子」…」
『…王子だと…？』
「王子」その単語にリアンは険しい顔になった
ガイアはその様子に気にしていないふりをし、「情報共有はここまで」と告げ
アンバーがこちらに向かって来たため、この場を去っていった
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リアンについて・絵本
クレー
「リアンお兄ちゃんはいい人だよ！この前、クレーに絵本をくれたんだよ！」
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年3月8日 12時
