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天空のライアーの色が変わったことにより、ウェンティは嬉しそうに「想像通りだ」と笑う
変わったライアーを見て「若々しくなっていく感じがする。」と声を漏らすジン冗談を交えて
パイモンは「団長も一緒にか？」と聞くと、
「…天空のライアーの話だ。」
皺を寄せながら、パイモンの問いを返した
一瞬、脱線した話を戻し、ウェンティは「蛍のおかげで、これ以上「風」の元素が枯れることは防いだ」と説明する
「けど、満タンになるまでまだまだ足りないね。トワリンの涙がもっとあれば…」
ウェンティが言いかけたとき、蛍が「どうする？殴る？」などの物騒な単語が出てきたさい、
リアンは「物騒だな…」とため息を吐いた
ウェンティは俯きながら悲しそうに言った
「今でも、トワリンは泣いてる。」
「苦しみを抱えて、ひと気のないところででね…」
その言葉にジンとパイモンはトワリンに同情を寄せた
ジンはすぐさま決意した顔つきで「私達も行動に移そう」と告げた
「トワリンの涙の結晶を手に入れたら、蛍に浄化して貰おう」と続ける
ジンの言葉に蛍は「任せて」と意気込む
「うん…いいね。英雄たちがお互いを信じ、一緒に旅に出る展開、最高だ。」
「この曲でみんなを見送ろうかな…」
そう続けると、パイモンは腰に手を当て「サボって口だけ出すつもりか？」ジト目でウェンティに聞くと
「弦を弾くには手を必要だよ」と返す
そよ風のように躱すウェンティにパイモンは「むかつく」と空中で地団駄を踏み
「よし…決めた、おまえのことを「吟遊野郎」って呼ぶぞ！」
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年3月8日 12時
