運命という絆で２序章ーモンド編ー【原神】【男主】 (ページ3)

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観察するように眺めながら思い出したように声を上げた

「…あ！あの時、トワリンを驚かした人たちだ。」

「トワリン？」

彼が発した「トワリン」という名前に真っ先にパイモンが反応したが、

蛍が「リサさんが言ってた「風魔龍」の名前だよ」と告げると

「むむ…あ！思い出したぞ！でも、普通の人は「風魔龍」って呼ばないか？」

「なんで名前を…仲いいのか？」

少年に問いかけるパイモンに「さあね」とはぐらかした

「さあね」だけでパイモンは前に彼と似たようなはぐらかしたことのあるリアンを少しだけ「同類だ」と思ったり、見たりして、こそこそと蛍に言う

「おい、旅人、こいつなんか怪しいぞ…」

『おいコラ、パイモン、何んで一回オレを見た？？』

失礼なことを思ったであろうパイモンに満面の笑顔で聞く

不思議と、目も笑っているのに何故か怒ってるように見えた

「オレのことを一回みたこと」を問い質そうとする彼を他所に置いて、蛍は少年に「こんにちは」と挨拶すると

「こんにちは、たった一度お会いしたことのある異邦人さん。」

「僕は吟遊詩人、ウェンティさ。」

「もっと正確に言えば、「モンド城で一番愛される吟遊詩人」を三期連続で優勝したウェンティだよ。」

「ボクに何かご用かな？」

親切に名乗ったウェンティという少年は、不思議な雰囲気を身に纏いそう蛍達に問いかけた