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守衛が去っていくのを見送ると、４人は一階に降りる
一階に着いたウェンティは早速、カウンターに向かって好物の酒を選び始めていると
「カウンターから取った酒を置け。」
「…冷たいのでいいかな。」
ディルックの言葉を聞こえてないような口振りのウェンティ
話を続けようとディルックは彼らに聞こうとするが、ウェンティは酒を飲みたいらしく、「飲ませてよ」とおねだりの口調だった。
「ちゃんと払うからさ…ボクの詩で。」
「金の問題ではない。それに、君はまだ酒が飲める歳ではないだろう。」
少年の姿をしている＝未成年と彼に見られているウェンティは「ボクが酒を飲み始めたのは君が―――」と言いかけた時、
蛍はウェンティに「この人は誰？」と聞いた
「こちらはディルック、酒場のオーナーの…そのさらに上のオーナーだ。」
「彼は有名人だよ。ちなみに、ボクは彼のワイナリーの
「グラス売りでしかいつも買えない」と付け加えると、
ディルックは彼にとっての本題である「泥棒」の話だ
「先に言っておくと、天空のライアーを盗む度胸は気に入った。」
「君たちがバカだとしても、かなり珍しいタイプのバカだ。」
「盗んでない。真犯人は他にいるぞ―――」
『まぁ、盗もうとしたことには変わりないけどさ。』
ディルックの泥棒発言にパイモンは否定、リアンは肯定と千差万別だった
ウェンティは蛍が騎士団のスーパールーキーであることを明かすと
炎のような赤い目で蛍を視野に入れると、「この吟遊詩人と仲が良いのか？」と尋ねると、「一回演奏を聞いただけ」と答える
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年3月8日 12時
