俺の女になれよ ２【マフィア松】

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食べ終わったアイスの棒を捨て









なんとなくテレビをぼんやり眺めていると









｢……なあ｣









後ろから掠れた声がした









そして、抱き締められた









貴｢ちょ……！


離せ……っ｣









振り向くとそれは









青色のパーカーを着たやつだった









これが『松野』の私服？









普段は寝巻き以外はほぼスーツなため、





こういうラフな格好をしているとただの成人男性にしか見えない









カ｢あの、さ……








お、おれ……









,









Aが…………っ｣


チ｢なにやってんの？｣









カラ松の言葉は、突如後ろから現れたチョロ松の冷たい声によって遮られた









カ｢…チョロ松…………｣









カラ松はいそいそと私から離れる









するとチョロ松が私の腰を引き言い放った









チ｢…ボスが1番でありボスが優先だ

それ以外認められない








またボスに殴られて追い出されたいんだったら




勝手にしろ｣









カ｢……すまん｣









チョロ松のこんなにも低く冷たい声は初めて聞いた









カラ松は居間から出て行ってしまった









貴｢チ、チョロ松…

それってどういう……｣







聞こうとすると







チ｢さ、今日の夕飯は何にしようかな



なんか食べたいのある？｣









突然パッと笑顔になり普段通りに戻った

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