僕たちの青春デイズ☆ (ページ21)

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赤いろの並木ページ21

学校の並木が赤くなりかけてる

その赤を見つめるとあなたとの日々を思い出す

あぁ______________
なんて心が痛むんだろう

＊＊＊

私と征ちゃんは温かい春の季節に出会った

でもそれは私が産まれて2、3年たってから

征ちゃんとは保育園からの幼なじみでずっと一緒にいた

同じ保育園、小学校、中学校とずっと一緒だった

征ちゃんのことを一番近くで見てきたと思ってたし、私を一番知ってるのも征ちゃんだと思ってた

＊＊＊

征ちゃんとは中学の時から恋人関係だった
私は小さい時から大好きで、中1のバレンタインで頑張って告白した

私の片想いは見事に叶い、私は充実した生活を送っていた

「征ちゃん！！」

だけど…

帝光のキセキの世代の成長に伴い、征ちゃんも変わってしまった

「悪い…今は君と付き合う気には慣れない。

別れてくれ」

冷たい目をしていた

私の…知らない征ちゃんだった

ずっと一緒にいた
お互い嫌なところも良いところも全部知ってる
恋人でも幼なじみでも私と征ちゃんは上手くいってた
私は征ちゃんのことが大好きだった

なのに…

そう思ってたのは

私だけ？

＊＊＊

あの時の私は自分に精一杯だった

征ちゃんは変わってしまった

私の知ってる征ちゃんじゃない

そうずっと思ってた

私のことなんかどうでもいい、とでも言いたそうに冷たい目をした征ちゃんは、あの時から私と話さなくなった

私は痛む胸をずっと自分の拳で抑えてた_________

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なんで気づかなかったんだろう

あなたが傷ついてたことに______

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