拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…リーダーの威厳.SC ページ10

さっきから彼女の事が、キム･Aさんの事が頭から離れない。
ずっと頭の中を渦巻いている。
ホシとウジに会わせなくて良かった。









だって彼女、超美人だったから。









情けない事に見惚れてしまった。
SEVENTEENとして活動をしてきた時からヨジャアイドルを見てきたのに、見惚れてしまったのは今回が初めて。

正直どうしていいか分からず、家の中へと誘ってみたが「結構です」と一蹴。









あの時の『アレ』とは違う反応。









『ねぇねぇ〜、この後ウチに寄ってかない??』









やめろ……。





『私、君たちのためなら何でもする……』







近づくな……!!









『もちろん、それが身体を繋げる事だとしても♡』









止めてくれっっ!!!!!!!!









WN:「スンチョリヒョン、スンチョリヒョンっ!!!!」

SC:「っぅ、、……ウォヌ」





らしくない大きな声を上げるウォヌ。
いつの間に部屋に入ってきたんだ…??
当たりを警戒してドアを閉めた後、鍵を閉める音が聞こえ混乱していた頭が冷めていく。
他のメンバーには、見られたくない……。





WN:「さっきから様子がおかしいと思ってたらやっぱり……」

SC:「すま、ん……っ、また……」





それだけ言うと察してくれたのか俺の背中をさする。





WN:「大丈夫、落ち着いて息をして。俺がそばにいる、もう思い出さなくていいよ」





弱いリーダーで、ごめんな。





WN:「マネージャー、女だったんですね……。ヒョンも後任を女なんかに任せるとかどうかしてる……」





いや、違うんだ。
彼女は悪い人じゃない。

言いたくても、声が出ない。
出るのは乱れた息だけ。





WN:「今からでも遅くない。断ろう」





ダメだ、彼女はこんな結果望んでない。

会った初日に思う気持じゃないと思うけど。

それでも彼女は悪い人なんかじゃないと思うんだ。





WN:「女は俺たちの敵ですから。……潰してやりますよ」




もどかしい気持ち。

噛み合わない感情。

弱いリーダーは、何も出来ない。

…翌日.You→←…罪を背負う.You

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