拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…亀裂.MH ページ44

今まで見た事のない表情の俊辉。
いつもふざけてるくせに、この時だけは怖いという感情が自分の心を埋めつくした。

自然と、通路を開けてしまう。





JN:「谢谢,�胃是个好孩子(ありがとう、いい子だね)」





うるさい、感謝の言葉なんか聞きたくない……。
すれ違いざまに聞こえた母国語に耳を塞ぎたくなるほど、弱い自分が情けなかった。





SG:「ボノナ……」

VN:「ごめん…っ、余計なことして……」

SG:「自分を責めないで、僕だってあの状況ならボノナと同じ事をしたよ!!」





ボノナは今すぐに泣き出しそうで、スングァニが自分も泣きそうになりながら一生懸命フォローしてあげられてるのに、俺は心の傷が癒えずに何も出来ない。





SN:「……スンチョル、本当邪魔したな、悪かった」

MN:「また日を改めて、だね」

SC:「勝手に巻き込んでしまい申し訳ありません……」

HW:「気にすんな」

KH:「マネージャーさんに、お大事にって伝えといて」

SC:「はい、しっかり伝えておきます……」

JUH:「んじゃ、お疲れ〜!!」

IM:「また会えるの楽しみにしてます」





Monsta Xのヒョン達にも悪いことしてしまったな…。
それでも優しくしてくれる事は唯一の救いだった。





JS:「ウォヌ、他のマネヒョン達に連絡を」

WN:「了解」

JS:「皆も着替え済ませて。それからハニ、君には帰ってから聞くことが沢山ある」

JH:「……言っとくけど、俺が悪い訳じゃないから」

JS:「だとしても聞く必要がある。どうしてこうなったのか、ちゃんと説明してね」

JH:「……………」





シュアヒョンがジョンハニヒョンを責めるように諭すのも自分が言われてると同じぐらい胸が痛い。





一体、俺達が来る前に何があったんだ??

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