拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…被害者.WZ ページ38

キムさん、何とかやってくれてるな……。
まだ疑ってはいるが、思っていたよりよく働いてくれる事には感謝している。
変に俺達を意識してる訳じゃないし、心を許しているメンバーも少なくはない。
件のスンチョリヒョンもどちらかと言えば心を許しているのかもしれない。
まぁ悪い人じゃないということは分かった。





HS:「じ〜ふなっ!!」

WZ:「………何だよ、うるせぇな」

HS:「は、話し掛けただけでそんなに怒んなくても…」

JN:「ジフナ〜怒らないであげて??ただ、ジフナが難しいこと考えてる顔してたからスニョンも心配してたんだよぉ……」

WZ:「難しい顔??」

WN:「いつも以上に不機嫌そうだったぞ」

WZ:「………そんな事ねぇけど」





うるさいっちゃありゃしない。
何かと96lineは俺に絡みに来る(特にスニョン)





JH:「ウジや〜、ケンチャナ??」

JS:「揉め事??」





また面倒な事になる……,




WZ:「揉め事じゃないよ、少し考え事してただけでこいつらが騒いでんだ」

JS:「素直じゃないねぇ、ウジは(笑)」

HS:「流石シュアヒョン、分かってるぅ♡」

JH:「そういう事なら問題無さそうだな。今日は他のグループも集まってるし、変な事で目立たないようにしろよ」

JN:「は〜い!!」

WN:「なんか、悪かったなジフナ……」

WZ:「ホントだよ……」





何でこうも俺ばっかり酷い目にあ合わないと行けないんだ……ただ、キムさんの事を考えてただけなのに……。
ある意味、すごい人……。


ダメだ、仕事に集中しないと。
彼女の存在を必死に打ち消し、スタジオで待つ出演者達に挨拶をしに行く事にした。





SC:「say the name！」

SVT:「SEVENTEEN！アニョハセヨ、セブンティンイムニダ!!」









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??:「今日も可愛いなぁウジわ♡」

WZ:「み、ミニョギヒョン……」





収録が終わると共演者であるMonsta Xのミニョギヒョンが俺に頬ずりをして「可愛い可愛い」と連呼し止める気配を見せない。
これには思わず顔が引つる。





??:「止めたげてミニョギヒョン、ウジ顔が死んでるw」

WZ:「笑わないで下さいよ、ジュホニヒョン……」





だからどうして俺だけこんな目に合うんだっ!!!!!!

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