拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…過去.No side ページ31

今から1年前。
SEVENTEENが「BOOM BOOM」を発売した後のこと、事件は起きた。





??:「スンチョリオッパ!!」

SC:「……ソウン」





パク･ソウン、彼女は他のグループメイク係。
どういう事だか最近仕事の合間を縫ってはSEVENTEENの楽屋に来るようになった。
最初は皆それなりに優しく接していたけれど、日に日に彼女はエスカレートして正直迷惑しているメンバーもいたらしい。
その中でもエスクプス、ジョンハン、ジョシュアの3人は彼女の標的にされていた。





SU:「この後……用事とかありますか??」

SC:「……ごめん、打ち上げがある」

SU:「…その打ち上げ、ソウンも行っちゃダメですか??」

JH:「ダメだ、そもそもお前は関係ないだろ」

SU:「ハニオッパ、シュアオッパ!!」

JS:「行くよ、スンチョラ」

SC:「あぁ……」

SU:「待って下さい!!!!」





3人は懸命に縋る彼女を置いて楽屋を離れた。

その日から歯車が狂って行く。









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SC:「おい、俺のタオル知らないか??」

VN:「タオル??さっきまで使ってたじゃん、もう失くしたの??」

WN:「確か机の上に置いてたよな」

MG:「こっちには無かったよ〜」

JH:「……俺の帽子も無くなってる」

JS:「僕のネックレスも……」

SG:「えぇ!!!?」

WZ:「……こんな偶然、ある訳ない」

JN:「……もしかして……誰かに盗まれた??」

HS:「いやいや、考えすぎだろ!!」

DK:「でもタオルも帽子もネックレスも歩いてどこかに行くなんてことは無いよ……」

DN:「間違えて持っている人もいるかもしれないし、探してみましょう!!」

MH:「そうだね、『誰が』持ってるか確かめなきゃ」

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