拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…慈悲.JS ページ29

新しいマネージャーさんは少し変わってる。
僕達に媚びるどころが一線を引くように距離を保って自分を守っている。

いや、変わっているのは僕達の思考なのか。
女性全員が全員媚びるはずがないのに、勝手に決めつけてしまっている。

それと同時にスンチョラとウォヌにあった事を知って申し訳なくなる。
彼女は何一つ間違った事をしていない。
例え不器用で口が悪くなったとしても……。





「その代わり約束して下さい。今から私の言う3つの条件を守る事を」

SC:「出来ることなら必ず守ります」

「身構えなくても大丈夫です、そんなに難しい話しじゃありません。きっと皆さんも守れると思います」





ソファーに預けていた身体を起こした彼女は揺れた前髪をサッと撫で直す。
興味が無く彼女事をしっかり見た事をなかったが、よく見ればとても整った容姿をしている。
ただの素人にしては綺麗すぎて、スカウトが来ないのも不思議でしょうがない。
見た目だけなら彼女を好きになっていたかも…なんて。





JS:「ふふ、面白い……是非聞かせてください(笑)」





好きになるわけないよ、君のことを。

好きになるわけないじゃないか。

この世で最も汚い「女(存在)」を。

僕達に近づく「女(存在)」は皆汚れている。

愛するCARATに見せる笑顔の裏には隠された真実がある。

今はまだ……話す時では無さそうだ。

大人しく「疑惑の彼女」の話を聞こうじゃないか。





「…………--−を」

JS:「え??」





僕の顔を見て何か呟いた彼女。
凍てつく瞳に背筋が寒くなる。





「……何でもありません。では話を戻しますが、今から言う条件を守る事を約束して下さい。1.プライベートのを聞かない事。2.私の名前を呼ばない事。3.私に触れない事、以上です」

SC:「………それだけですか??」

「えぇ、それだけです。何か問題でも??」

JN:「Aちゃんって呼んだらダメ……かな」

HS:「俺もAって呼びたい!!!!」

DN:「ぼ、僕も…!!!!」

「はぁ………どうしてそこまで私を困らせるんです…」

SC:「っ、すいません、すぐに」

「いいです、もう諦めます……名前で呼んでも構いません」

JN:「やったぁ!!」

「ですがその代わりに条件を1つ変えさせてもらいます」









「私の家族の事は聞かないでください」

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