…雨.WZ ページ26
WZ:「何してんだっ、スニョンっ!!!!!!!!」
ウォヌとスニョンの様子がおかしく、宿舎を出ていくのを見て着いていこうと思えばジュンも着いていくと言って2人であいつら2人が居そうな場所を探して回った。
旧事務所、近くのカフェ、最後に辿り着いた公園でスニョンがウォヌに殴り掛かる瞬間、俺は声を荒らげて制止した。
WZ:「冷静になれよ……」
HS:「……………」
黙ったスニョンの横をジュニが通り過ぎ、息苦しそうに膝を着くウォヌに寄り添う。
JN:「……やっぱり僕が居なくなった後、Aちゃんと何かあったんだね、ウォヌ」
WN:「……気づいてたのか」
JN:「うん。だって僕、Aちゃんの事が大切だもん」
WN:「……………そうか」
JN:「それと同じ位ウォヌもスニョンもジフナも、SEVENTEENが大切なのを忘れないで」
真っ直ぐで純粋なジュンに、反発しようとしていたウォヌも諦めたのか大人しくこれまでの経緯を話し出した。
WN:「…マネヒョンから新しいマネージャーが来るって聴いたあの日、スンチョリヒョンが発作を起こしたんだ。俺はそのマネージャーに会ってないから分からないけど、発作を起こすって事は女だった事を意味するんだろうと思って次の日迎えに来たあいつをミンギュで試すことにした」
WZ:「スンチョリヒョンの答えは聞いたのか??」
WN:「聞かなかった、というよりかは聞けなかった。ただでさえ苦しんでるんだぞ」
JN:「う〜ん……分からなくもないけど。まぁいいや、話を続けて??」
WN:「ミンギュには色仕掛けしろとだけ伝えて、後ろから様子を見ていた。けど、あのバカ犬……欲に負けて本気であの女を口説き始めやがった」
HS:「うわぁ……ミンギュらしいっちゃらしいけど…」
WN:「うちの中で女がコロッといくのがミンギュだ、あいつもミンギュの好意に身を寄せるかと思ったんだが……」
WZ:「キムさんはそれを断った」
WN:「流石に焦ったよ……ミンギュが女相手に一瞬でボコボコにされて後ろで隠れてた俺の存在にも気づいてた。俺が呼び出したのも大体予想はしていたそうだ。だから呼び出しにも応えた。………バケモンだよ、あの女は…」
ポツリ、ポツリ。
熱を冷ますように雨が降り始める。
WZ:「でも忘れるな、お前が後戻りできない過ちを犯したことを」
WN:「……………悪かったよ」
不器用な奴だ。
別にお前を責めるつもりはないよ。
JN:「帰ろう、風邪引いちゃう!!(笑)」
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毒苹果(プロフ) - srさん» ありがとうございますうぅぅぅぅ(テンション)地道にコツコツ更新していきますので引き続きご愛読頂けたら嬉しい限りです( ˘ω˘ ) (2020年11月23日 21時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
sr - 続き凄く楽しみですウウウウウウウウウウウウ最高過ぎてわばいですね! (2020年11月23日 20時) (レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
毒苹果(プロフ) - きむちさん» ありがとうございます、引き続きご愛読頂けたら嬉しい限りです( ˘ω˘ ) (2020年11月13日 12時) (レス) id: 15b01be891 (このIDを非表示/違反報告)
きむち(プロフ) - めっちゃ面白い... (2020年11月13日 7時) (レス) id: 5ad6663c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柘榴 | 作成日時:2020年10月8日 15時