拝啓、人殺しの君へ。【SEVENTEEN】

…翌日.You ページ11

翌日、改めてSEVENTEENメンバーの住む宿舎に向かう。
昨日は失礼な態度を取ってしまったし、あまり乗り気ではない。
長まつ毛の彼もびっくりしていたから、本当申し訳ない事をしたな……。

会社で支給されたバンを宿舎の前で止め、彼らのいる6階のボタンを押す。
エレベーターの中でも胃はキリキリ痛み、また吐き気が込み上げる。





我慢……我慢しなきゃ……。





『6階、6階に到着しました』

「………行くしか、ない」





重い足取りで、6階最奥部へ。
メンバーは13人、6階と8階に分かれて住んでるらしい。
迎えに上がる時は大抵6階に集まっていると前任者のチョンさんから話を聞いている。
6階に住んでるのはジョシュアさん、ドギョムさん、エスクプスさん、ウォヌさん、ミンギュさん、ウジさん。
顔と名前だけは覚えた。
昨日対応してくれたのは最年長で統括リーダーのエスクプスさんだったようだ。
彼に会ったら、謝らないと……。

そうこう考えていると現実を見せられる。
黒く頑丈な扉を前に、立ち止まる。





大丈夫、きっと。





一旦間を空け、ゆっくりインターホンを押す。









ピーンポーン…









インターホンが鳴り、時が止まる。

何故出ない??

朝7時前に来るって会社から連絡が行ってなかったの??

しばらくして、ドタドタ激しい足音が近づきドアが開く。





??:「は〜〜い!!!!!!!!」





うわ……うるさっ………。

普通に出られないの??

足音も声も近所迷惑。

つか、背デカイなこの人……。

確か……メンバーの中で1番背が高いのは。





「おはようございます、ミンギュさん。お迎えに上がりました」

??:「え!!!!!!!?」





だからうるさいってば………。

学習しないなぁ……。





「失礼、間違ってましたか??」

MG:「い、いや合ってます!!!!合ってます!!!!ただ、覚えてくれていてくれたみたいで………」









ぐいっ、









「えっ」









口元から八重歯が見えたと思えば強引に腕を引かれ。









ドンｯｯｯ!!!!!!!!









「っ、、、」









MG:「俺の事、好きなの??♡(笑)」









彼との距離は1cm。






何で、どうしてこうなった??

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