32話:それでも ページ38
貴方「やっていく自信なんて元から無かった…。本当はここの家に来たくないって……初めはそう思っていました…。」
カラ松「……」
カラ松さんは唇を噛み、何らかの感情に耐えているように見えた。
しかし、私にはカラ松さんの心情を理解する事は出来ない。
貴方「でも……両親がいないから…っ……仕方ないじゃないですか…!ここでしか生きていけない…!」
こんな事をカラ松さんに言うのは間違っている。
自分ではわかっているつもりでも、
何故か言葉が口から漏れ出てしまう。
それも、大きな声で。
これじゃ、下にいる他の兄弟達に聞こえてしまうのではないか。
この時の私は、注意散漫だった。
カラ松「A…」
貴方「う…っ……」
カラ松さんに全てをぶつけると、
涙が形となって感情を表した。
カラ松「そうだよな…。両親がいればこんな所にはいなかったんだからな…。」
そう言ったと同時に、他の兄弟達が何事かと
2階へ上がってきた。
号泣する私を見て真っ先に声を荒らげたのは
一松さんだった。
一松「おいクソ松っ、妹泣かせてんじゃねぇよ!!」
ガッとカラ松さんの服を掴んだ一松さんを、
十四松さんが阻止しに入る。
十四松「一松兄さん落ち着いて…!」
チョロ松「…ったく……。冷静になって。」
いつも以上に冷静な3男により、
暴れだしそうな一松さんを止めることができた。
落ち着いた一松さんは、すぐさま私の方に来てこう言った。
「悪い兄ちゃんでごめん」
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暁兔(プロフ) - 歌加さん» オチはまだ決まってないですね…、なんと言っても妄想が閃次第の更新故…。年中松いいですよね…!メッチャ好きです!!!!!! (2018年1月27日 16時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - みきっち*さん» わーー!!ありがとうございます!!!!!!更新頑張りますね!!! (2018年1月27日 16時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - サクラさん» 私もハッピーエンドにしようと考えていました(笑)付属でバッドエンドも作ろうかと…まだ考え中です(笑)ありがとうございます! (2018年1月27日 16時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - なみまっちゃんさん» あわわわ!!!!もう暫しお待ちをぉぉぉおおおおお!!すみませんホントに!頑張って書きます! (2018年1月27日 16時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - toy くんさん» ありがとうございます!!!!!!これからも頑張らせて貰います!! (2018年1月27日 16時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁兔 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月17日 20時