五十四話 ページ19
ルナ視点
まったく………しょうがない、毛布かけてあげよう
パサッ………
ルナ「………寝顔はかわいいんだけどなー
なんでここまでかっこよくなっちゃったんだか………」
ナ「………んんぅ………」
ルナ「あっ、起こしちゃった？ごめんね。あとちょっと寝てていい………」
いいよって言いかけになった
ううん。言いかけたというか、口の中で消えてしまった
後頭部に感じる私の手より大きい感触
目の前にある、よく見慣れた顔が、近くに、本当に近くにあって
そして唇に感じる、人肌ぐらいの温度と、甘い味
ルナ「………んっ………っはぁ…………」
………ちょ、ちょっと待って………えっ？
わ、私、ナ、ナイトと………キ………キス………
ボンッ‼
や、やばいやばい…………やばいよね⁉これ⁉
ナ「………んっ………あれ？ルナ来てたのか？」
ルナ「ふぇっ⁉えっ、うううううううん来てたよ⁉」
ナ「あーそうそう、ゲーム機が今違う奴に貸してて………」
ルナ「ご、ごめんちょっと今日はやっぱいいや………
バイバイ！おやすみ‼」
ガチャッ
ナ「？」
inルナの部屋
ルナ「はぁ………はぁ………」
お、落ち着け私………
そ、そうだ！そこまでじゃない！私もこれは嬉しいと思って終わりに………
………
ルナ「…できないよね…」
それから二日後………
モカ「んじゃ行ってくるね〜‼」
アオ「行ってらっしゃーい！」
ルナ「………」
ガチャ
ルナ「………」
アオ「………ねぇルナ。
最近、というかおとといからかな？なんか変じゃない？」
ぐっ………やっぱりこいつは気づいてるのか………
だが私はどこまでもしらばっくれる
ルナ「そう？普通だと思うけど」
アオ「………へぇ…………」
ルナ「ごめんアオ、私今眠気が勝ってるからソファで寝てくる
ベッドで寝たら夜まで寝ちゃいそうだから」
アオ「………わかった」
アオ視点
ガチャ
はぁ………まったく、うちのリーダーはここまで人に心配をさせたくないんだろうか
多分、ナイト関係だろうけど、そこにはあまり人に関心をもたせたくないんだろうな………
たく、ナイトも素直になれって話だよ
ガチャン
アオ「………あれ？ベッドに寝転がってるだけだけど、寝なくていいの？」
ルナ「………ねぇアオ………」
アオ「ん？なに？」
ルナ「アオってさ。
モカにキスしたことある？」
聞かれた瞬間ジュースをめちゃむせた
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作者名：桜友達 | 作成日時：2018年4月7日 8時
