四十一話 ページ2
アオ視点
モカ、かなり落ち込んでるというか、信じられそうもない状態だな…
(コンコン)
アオ「モカ、アオだよ。入っていい？」
(……ガチャ)
アオ「大丈夫…ではないか。急にあんな事聞かされたら誰でもそうなるよね。」
モカ「…まさか、あの人がそんな理由で私に近づいてたなんて…信じられなくて…。」
アオ「うん…でも、事実は事実だ。信じなきゃいけないんだよ。分かるでしょ。」
ちょっと強い言い方かも知れない。でも、モカの心を動かすにはこれしか方法がない。
モカは優しすぎるから、一度信じた人を簡単に悪役にする事ができない。
それが、モカの長所であり短所だよね。
モカ「…分からないから、悩んでるんだって…」
アオ「モカ……」
モカ「だってさ、どういう理由だろうと、一緒に過ごした時は永遠に変わらないんでしょ。
嫌なぐらい一緒に勉強したり話したりしていた人が、ある日突然ストーカーだったて言われて、
はいそうですか縁切りましょうってわけにはいかないでしょ。
ぐるぐる同じ考えがずっと頭ん中に浮かんでるんだもん。
何したらいいのかわからないんだって、一人じゃ何もする事がわからない。
…私の事狙ってるなら、お願いだからタチ悪いやり方しないでよ…蓮華のくせに…」
アオ「………」
モカ「一人でなんとかしないと…。」
アオ「モカは一人じゃないよ。」
モカ「えっ……？」
_____僕がいる。絶対に君一人で背負わせない。____
今、モカの事抱きしめながら言ってるからモカが今どんな顔してるかは見えないけど、僕の気持ちが
伝わってるといいな。
モカ「…アオ…ありがとう…」
？「全く、アオだけじゃないけどね。」
アオ・モカ「⁉」
ルミ「いや、うちらの事忘れんなって。」
ナイ「そっちが嫌でもこっちは協力するからな。」
ヒカ「いつもいつも人騒がせだから、だんだん慣れてきたし。」
ラコ「みんなで背負おうよ！ねっ！」
ミカ・セナ「私達に任せてください！」
セン「頼るのが仲間でしょーが。」
キサキ「私の問題でもある。きっちり落とし前はつけないとね。」
ルナ「……モカ。モカは一人じゃないんだよ。」
モカ「…み、みんな…ありがとう…(涙)」
ルナ「泣かない泣かない！綺麗な顔が綺麗じゃなくなっちゃうよ！」
モカ「ルナに言われても説得力な〜い(涙)」
全-ルナ『同感！』
よかった…モカが笑顔になって…
これから、もっと大変だけど。
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作者名：桜友達 | 作成日時：2018年4月7日 8時
