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「A、待たせたな」
「ごめんなさい、ありがとうございます何でもかんでも…」
「謝るな。オレの方こそ気付けなくてすまない…終わるまでの数日間は何も気にせずゆっくり休むといい。全てオレに任せろ」
「でも…だって……」
ボスがゆっくりと隣へ腰掛ける。何かいつもより緊張して、私は少し距離を置こうとするがボスに抱き締められ失敗する
「……辛いのか」
「辛く……、ないです。ただ汚いですよね、嫌なら洗濯物とか分けるし…」
「オレがお前を汚いなどと思うわけが無いだろう……」
ギュ、と腕に込められる力が強くなる。それだけで私の切ない感情は優しく満たされていった
「……ボス」
「大丈夫だ。負担などとは思ってもいない。お前のために何かできると言うのであれば、オレはそれを喜んで引き受けよう」
じわり、とあまりに私の心を掴むような言葉に涙が出そうになる。どうしてこんなに優しくしてくれるのだろう。彼の魅力に、クラクラしない日なんてない
「ほら、身体を冷やすな。辛いのであれば横になれ」
「……ありがとう」
ボスは私の頬に二回唇を落とした。私もそれを返した後、今日は部屋に戻って休ませてもらうことにした
ーー
お昼を少し過ぎた頃、リビングからチャイムの音が響いた。私はその音で跳ね起きると、やがてボスが何か頼んだのだと気づいてソワソワしながら再び横になった。お腹が痛い、薬飲まなきゃ。
ベッドサイドに置いてあるテーブルの引き出しから、私は薬を取り出してそのまま2錠を飲み込んだ。少し喉につっかえるが、別に問題はない
「…痛いなあ」
私はお腹を抑える。別にそうしたところで何か変わるわけでもないからどうしようもできないのだけれども
コンコン、とノックの音が響いた。私はハッとして起き上がり、はい、と返事をする
「A…体調はどうだ？」
「ん……ボス、どうしたんですか？」
「日本のスパゲティ、確かうどんだったか。そろそろ何か食べた方がいいと思ってな。立てるか？」
「はい、大丈夫です」
ボスは身体を起こした私を優しく抱きしめると、両頬にキスを落とした。うれしい、短い間隔で何度もキスができるなんて。私も同じようにちゅっちゅとボスの頬に口付けると、リビングには某満点評価なうどんがあった
「大丈夫でした？注文…住所とかちゃんと言えました？」
「フフ、子供ではないぞ」
「あっ、そういうわけじゃ…！」
「ほら、冷めないうちに食べろ」
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
