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数日後、あの鬱陶しい女としての呪縛からも解放され、私は晴れて自由の身となった。やったね
「ボスー！おはようございます」
「ああ、機嫌がいいな」
「最近ちょっとあんま外に出れなかったので今日はどこか出かけませんか？デートしましょうよ〜」
「いいぞ、何処へ行きたいのだ」
私は少し考えて、なんとなくそんな気分だったので「水族館」と答えた。ボスはプランを練るから少し待っていろ、と見事にスマホを使いこなして付近の水族館を探している
「ん〜ボス、私から誘ったのに探してくれるんですか？めちゃくちゃイケメンじゃないですか凄い好きなんですけどありがとうございます」
「フ、予定を立てるのは好きなのだ。オレもお前の毎回礼を言ってくるところが可愛らしくて好きだぞ」
「んん゛」
ボスは最近あまり口紅をつけない。前に私のほっぺに綺麗なピンクのキスマークがつけられた時、私はそれが幸せでずっと落とさずに過ごしていたのだが、それが何回か続くと私の肌が荒れるから、と心配してあまり塗らなくなってしまったのだ。それ以来キスする機会が多くなった私たちの間ではただのリップクリームが流行るようになったのである
ボスがスマホと睨めっこを決めている最中、私は暇なので画面ではなくボスの顔だけを覗き込んで、抱きついたり時々ほっぺにキスをしたりして、ちょっかいを出して遊んでいた。
「誘うな。耐えられなくなる」
「さそ……ってるわけじゃないんですけど」
「どうだろうな、こんなに情熱的で色っぽいアプローチは初めてだぞ」
「ぜ、全部初めてのくせに！」
「ああ、コレが終わったら沢山キスを贈ってやる。待っていろ」
ムキー！ボスが発する大人の色気に負けそうだ…ボスは画面をスクロールしたり動かしたりしてしばらく調べ物を続けていたが、ようやくプランが決定したようだ
「ところで……日本では『告白』という文化があるらしいな？交際をしているかどうかにハッキリと分かれ目を付けるのか」
「えっ、告白って……イタリアはないんですか？」
「ああ…ここに書いてある言葉は滅多に使われる事はない」
スマホの画面を見せられると、そこには『付き合おう』やら『愛してる』やら…
「い、意外……イタリア人の男性ってよくナンパしてるイメージあるし、Ti a…」
ピタ、とボスの指が私の口元に押し付けられる。私は？？？となってボスの顔を見ると、少し焦ったような表情を浮かべているものだから、ちょっとびっくりだ
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
