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「ごめ、なさ……うまくできない、です…ディア、ボロ…さん…」
「…っ、ああ、十分だ……可愛いA、こんなに一生懸命に動いて…偉いぞ」
壊れ物に触れるような優しさで、そっと頭を撫でられる。ああ、えもいわれぬ幸福感に脳が支配される。幸せだ、もっとしたい。彼に悦んでほしい
…
「んん、ディアボロさん……次は、もっとうまく出来るように…しますね」
優しく抱え上げられて、そのまま私は脱衣所に運び込まれた。ゆっくりと足を下され、私の最後に身につけていたエプロンを脱がされると、疲労でぼーっとする私に代わってボスがシャワーの温度を確認した。ああこれは恥ずかしいやつだ。かなり
「……お腹すいたなあ…ご飯食べたいですね」
「…そうだな。オレはお前をもっと堪能したい気もするが……そろそろ何か腹に入れたい」
「……」
私は赤面した。もっと…出来るのならしたい気もするが。やはりまだできない。お弁当は今から食べる羽目になりそうだ
「ん……ご飯食べて、ちょっと休んで、お風呂に入って…夜ご飯…、食べたら……。今度は、もうちょっと、頑張り、ます…」
「……」
ボスの顔が直視できない。今彼はどんな表情を浮かべているのだろうか。知らない方がいいかもしれない
「……あっち向いててください」
「…ああ」
ーー
「この時間に食べちゃうと夜は本当に軽めなものになりそうですね〜。何がいいですか？」
「お前の料理なら軽くなくとも全部入る」
「ええ〜へへ、そっかあ嬉しいなあ…」
味噌汁作っとこう。明日の朝も食べられるし
「…フフ」
「……？」
「幸せだ、と思っていただけだ」
ボスは待ちかねていた唐揚げを口に放り込む。旨い、とかそんなこと言ってるけど、そ、それより
「し、あわせ？」
「…A？」
「んへへ、私も、幸せ、です……嬉しい…ボスもそんな風に思ってくれてるなんて、幸せだなあ……大好きです」
「……全く、これ以上ないほど幸せだ。好きだ、A」
ああ、こんなの絶対私の方が幸せだ
……
「……寝ているか？」
「いいえ？」
私はもぞりと動いてボスの腕から抜け出し、顔のあたりを見上げる
「……なあ、A」
「なんですか、ボス」
「………なんでもない」
「…そうですか。大好きですよ、ボス」
「……ああ、オレも、大好きだ…A」
おやすみなさい、と口付けて、今度こそ私たちは本当に眠った
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
