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まさかサイゼリヤがガチでイタリア人に通用するイタリアンだったとは思ってなかった。ボスは終始うまいうまい言ってパスタを綺麗に食べていたし、私と少しずつの交換で渡したミラノ風ドリアも米粒一つ残さず食べたし、なんだかんだ言ってワインも追加で2杯飲んでいたし。サイゼリヤをめちゃくちゃ気に入っていた。コスパ最強だ。
「お前が良ければ…また来よう」
「もう全然毎日来てもいいですよ、安いし美味しいし。ボスが喜んでくれるならいくらでも」
「いや……それではお前の料理が食べられないだろう。時々でいい…毎日食べたいのはお前の料理だ」
「…えッ」
「さあ買い物に行こう、オレの化粧を見にいくぞ」
ほろ酔いしてるのか、ものすごく恥ずかしいセリフを囁かれ、私は嬉々として店を出るボスに数歩遅れて続いた
ーー
「アディ〜さ〜ん、メイク用具の前にアディさんに必要な雑貨を買いに行きましょ〜」
「雑貨？他に何を？」
「外出用の鞄やら財布、化粧品を買うならそれをしまうポーチも必要ですから……あとは…何か百均でいろいろ見てみましょう。気にいるものがあればそれも買うのがいいです」
「そう…だな、確かに財布は必要だな。それからノートが欲しいと思っていたところだ……字を書く練習をしたい」
「ああ、それはいいですね！確か書店は3階にあったから…ついでに私も漫画とか買おっかな…ジョジョリオンの最新巻まだ買ってなかった…」
くるりと方向転換し、エレベーターのある方へと足を運ぶ。書店はエレベーターを出てすぐ左にあったはずだから、エスカレーターで回り道するよりちょっと近い
あとボスが殴ってグシャグシャにしちゃった61、62、63巻……あれらも買っておこう。それなら今日はジョジョだけかなとりあえず
「アディは努力家だね。日本語書きまでマスターしようとするなんて。私はイタリア語なんてこれっぽっちも勉強する気ないのに…」
「興味があるのならオレが教えるか？互いで教え合えば苦労することは無いだろう」
「えっ、教えてくれるの！？テキスト買って自分でやるのだとちょっと自信なくて……それなら私も一緒にやろうかな！毎日遊ぶだけじゃ刺激も足りないし！」
今日からボス専属国語の先生だ！張り切っていこう！エレベーターが3階へ到着するのと同時に私は足を前へ踏み出した。出てすぐ右は楽器店だが、左には前に来た時の記憶通り大きな書店が入っていた
とりあえずは私の物よりもボスの教科書から見にいこう
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twelve(プロフ) - 滅茶苦茶ぶっ刺さりました。大好きです。 (2019年8月3日 1時) (
レス) id: 3b57c71271 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 凄く面白いです！！ディアブロ可愛すぎる…！ (2019年7月13日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - 面白いしボスも夢主も可愛くて大好きです！頑張ってください！ (2019年7月12日 22時) (レス) id: f633d0accd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月8日 20時
