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ご飯を食べ終わるとボスが食器を片付けてくれたので、それが終わるまでどこにいこうかとスマホの画面と相談して決めていた。やはり某お値段以上な家具量販店に行ってみようかな。ソファ用のクッションとかも必要だし
「ボス、ニトリに行きましょう。近くに確かあった気がするので調べますね」
「ニトリ…?確か…あの家具を買ったネットのショップだな」
「そうです。あそこは食器もたくさん売ってたし…ボスも何かとりあえず欲しいインテリアがあればそれも買いましょう」
楽しみだな。まるで新婚じゃないか。一人浮かれまくってる私に洗い物を終わらせたボスが食器を拭いて棚へ戻すと、どれどれと私のスマホ画面を覗き込んだ
「なかなか広い建物のようだな」
「はい、きっと気にいるものがあると思いますよ」
「よし、ではそこへ行こう。その前に……オレの髪を結ってくれるか?」
髪?ドッピオがやっていたようなあんな感じの?でもあれってどうなってるんだろう、網使って縛ってなかったっけ。ハムみたいに。
ウキウキとした様子で(補正がかかってそう見えてるだけかもしれない)私の前に腰掛けるボス。用意がいい、差し出されたブラシとヘアゴムを受け取り、私は少し考えてとりあえず膝立ちになった
「一本縛りでいいですか?それしかできないですいいですよね」
「ああ」
もそもそと髪をブラッシングし、ハラリと垂れていた前髪も全てすくって一つにまとめる
「できましたよ、人にやるのって結構緊張しますね」
「ああ、そうか……ありがとう」
もう!ボス!もう!いちいちお礼言ってくれるのがなんか意外ですごく嬉しい。するとボスは手首からもう一本ヘアゴムを抜き取って、私の手からブラシを奪うと、いつのまにか一瞬で私は座らされ、後ろからはボスが勝手に髪を整え始めていた
「ちょっ…時、飛ばしたでしょ」
「フフ、今度はオレがお前の髪を整えてやろう」
するすると私の髪の感触を楽しむように、ブラッシングを続けながらももう片方の手も手櫛を続けるボス
「……お前の髪は柔らかいな」
「…そ、そうですか」
「ああ……心地がいい。風呂は毎日入っているのか?」
そう言うとスン、と私の髪をすくって匂いを嗅ぐボス。うわあああちょっと待って
「ちょ、待って……臭いますか、お風呂毎日入ってるんですけど…というか昨日入ったの知ってるじゃないですか…ちょっとやめて……」
堪えきれずに逃げ出す私の髪を、名残惜しそうに手放すボス。いやもうほんとに。
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twelve(プロフ) - 滅茶苦茶ぶっ刺さりました。大好きです。 (2019年8月3日 1時) (レス) id: 3b57c71271 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 凄く面白いです!!ディアブロ可愛すぎる…! (2019年7月13日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
味噌鯖 - 面白いしボスも夢主も可愛くて大好きです!頑張ってください! (2019年7月12日 22時) (レス) id: f633d0accd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しそし | 作成日時:2019年7月8日 20時